本当の意味で「バカ殿」っぽさが高まってしまった今回のおでん。
しかしこれが確定だとしてしまうと、さすがにワの国編が散々になってしまうことになる。
よってバトワンとしてはここから黒炭オロチの凄い部分に焦点を当てていくことによって、光月おでん&赤鞘九人男、ひいてはカイドウやワノ国編全体の評価を回復へ繋げられないか探っていきたい…!
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交渉ひとつでおでんを殺したオロチの手腕について!
今回の971話で特筆すべきは以下のオロチだ。
彼は実質的に光月おでんという天下無双の大豪傑・大英雄を「交渉ひとつで完封した男」であるといえる。
これまでにおでんが明白に後手を取った相手はロジャー、白ひげの2人のみ。
黒炭オロチは戦闘面での実力ではこの2人に及ばないだろうけれども、戦略も含めた評価では互角レベルといっても過言ではないかもしれない。
事実ワノ国を20年も治めた実績は、あのドフラミンゴのドレスローザ制圧期間よりも長いわけなんだから。
ワンピース971話より引用 オロチは交渉ひとつでおでんに勝利した男でもある…!
自分がおでんの立場だったらと考えてみよう。
オロチの言ってる内容は確かに同情を引くものかもしれないし、おでんの罪の意識を掻き立てるものかもしれない。
しかし作中ではあくまで「発言のみで根拠なし」の状況。
それに加えてワノ国はオロチの暴君ぶりによって荒廃の一途を辿っている。
普通ならおでんの立場に立って「オロチの発言を信じよう♪」とはならないはずだ。
もしそうなっていたとしたらおでんは実際にバカ殿、それを回避するとすれば「オロチの交渉力がずば抜けており、おでんに疑いの余地を抱かせなかった」と解釈するくらいだろう!
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完全に翻弄されてしまったおでん…!
そんなオロチの手によって、文字通り踊らされてしまった様子が以下だ。
結局2人の約束は守られることなく、おでん当人はおろか赤鞘九人男をも危険にさらすことに繋がった。
しかしおでんがここで「オロチは約束を守らない」と勘付いていれば、取れる手段は大きく異なったはず。
少なくとも“5年も無策で裸踊りを続けるだけ”ということにはならなかったはずだ。
おでんは完全にオロチとの約束を信じていた。
いや、オロチはおでんにその約束を信じさせた。
そのように解釈すれば、以下のカットの面目も多少はカバーできることになるんじゃないだろうか!
ワンピース969話より引用 完全に翻弄されてしまったおでん…!
そして恐るべきことに、おでんは釜茹での直前になってなお、カイドウとオロチを信じようとした。
「決めた時間耐え抜いたなら、残った人間は開放してくれ」
仮に彼らが「Yes」と答えたとしても、その約束を守ってくれるとは普通の精神状態なら100人が100人考えないだろう。
しかしおでんはここでカイドウ&オロチを信じるに至った。
オロチはつい先日おでんをひどく裏切った男であり、カイドウはおでんを不意打ちで仕留めた男。
これだけの状況が続いてなお、おでんに「この2人を信じて取引しよう」と思わせたことは、凄まじい成果であると考えられる。
というかこれは交渉の領域を通り越して、もはや「催眠」に近いレベルのものかもしれないよね。
そういえばオロチの能力はヤマタノオロチ、もしかしたら神通力のような能力で、おでんから「疑う思考力」を奪ったのかも知れない…!!
これについては次の記事で示していこうと思う!!
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