これまでのシナリオでもルフィは色々な角度で“船長らしさ”を発揮してきた。
しかし、今回の857話はルフィの“船長らしさ”が、これまでとはまた少し違った角度で描かれたシナリオだったような気がするよね!
今回は新たな角度から意識的に照らされたと思われる、ルフィと仲間の関係について、バトワンなりに考察を深めていきたいと思うよ!
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大物海賊の威風、ルフィの成長における新たな描かれ方と価値観の対比!
今回の857話は色々な情報がテンコ盛りだったんだけど、その背後でサラっと表現された以下の2枚のカットに注目してたり!
ルフィと仲間の関係に、ジワジワと“変化”が生まれてきたような気がするのはバトワンだけだろうか!
なんというか、ルフィと仲間たちの立場関係が“対当な仲間”というだけでは説明不足な感じになってきていると感じるんだよね!
ワンピース857話より引用 褒められて嬉しそうにする3人!
まず上記のカットは、ロードポーネグリフの奪取成功を報告したあとのリアクションを示したもの。
ルフィに褒められた3人は本当に嬉しそうな雰囲気を醸(かも)し出してるよね!
で、次に触れていきたいのは以下のカットなんだけど、それぞれのリアクションに注目したい!
ワンピース857話より引用 自分の意見が採用されて嬉しそうなジンベエ!
自分の意見が採用されて嬉しそうなジンベエ。
対して“ベッジと組むの反対派”のメンバーは、それに対して不服そうだ。
そう、各々が「なんとかルフィの役に立ちたい!」と考えて行動しているように見えるんだよね!
ルフィはいつも通り周りに対して対等に接しているけど、周りの接し方が少し変化してきたような気がする!
誤解を怖れずに表現するならば「ルフィが明確に親分扱いされ始めた」みたいな印象も受けるかも!
これまでは「仲間=対当な友達」みたいな描かれ方に比重が置かれていた気がするけど、今回の一連の流れの中では少し定義が変化してきているような気がするね!
対等でありながらも最も尊敬・尊重されるべき存在として、ルフィの纏(まと)う“大物の風格”が、一層強く影響を持ち始めているような気がする!
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ルフィとマムの「大物の風格」の性質の違いについて!
さて、後半では四皇・ビッグマムと、ルフィの「大物の風格」について比較してみたいと思うよ!
2人とも「大物感」があることは間違いないんだけど、その性質は完全に真逆だ!
ルフィは仲間と対等に接することで、結果的に仲間が自発的にルフィを尊敬・尊重し、その肩に「自分の運命を賭けても良い」みたいに解釈しているように受け取れる。
対して、マムの家族たちが彼女に従う理由は、また別のものっぽい感じだ!
ワンピース854話より引用 マムは「来るものは拒まず、去るものは殺す」の方針ぽい!
これは結果論になっちゃうんだけど、ルフィは周りの仲間から自発的に“尊敬・尊重の念”を抱いてもらうことに成功している。
それに対して、ビッグマムは傘下たちに限りない恐怖を与えることで“畏怖・畏敬の念”を引き出している感じだね!
これら両者の良し悪しは厳密には断じきれないけど、得られる結果は似たような感じでありながら、そこに至るプロセスが間逆。
この辺りの対比は、とても興味深いポイントなんじゃないかな!
ワンピース857話より引用 オペラもびびりまくってたしね!
世の中には本当に色々なタイプのリーダーシップがあると思う。
そしてそれらは“性質とか方針の違い”こそあれど、単純に善悪では割り切れないものだったりすると思うんだ。
言い換えるなら「人間とは何か?」というテーマに対するそれぞれのアンサーが、リーダーシップの質の違いへと反映されている…ってことなのかもしれないね!
また、冒険と共に描かれてるのが「ルフィの成長」だけに限定されておらず、それに伴なって周囲のリアクションまで変わって来ている点とかは、本当に驚き!
こういう細部に注目してみると、かなり繊細な部分まで計算されて言葉が選ばれていることに鳥肌すら立ってしまうところだ!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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