主人公は常に勝ち続けるもの…という価値観は既に飽きが生まれ始めていて、現代のバトル漫画は“敗北”をいかに感動的に描けるかがポイントになってきているんじゃないかな?
ってことで、ワンピースはルフィの敗北がとても魅力的に描かれていると思うんだ!
そこで今回は、敗北と挫折、または印象的な一騎打ち4選を考察していきたい!
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敗北と挫折の軌跡、印象的な一騎打ち4選考察!
ルフィの最初の敗北といって良いのがこのクロコダイル戦なんじゃないかな?
いや、厳密にいうと幼年期、ポルシェーミあたりとやりあった時は勝負に負けまくってたのかもしれないけど、とりあえず17才で出航していこうの敗北ってことで。
それにしてもこの時のクロコダイルに対する絶望感はやばかった!
ワンピース20巻より引用 クロコダイルに敗北したルフィ
あまりにも早い“七武海”との対決。
この辺りではまだグランドラインに入ったばっかりって印象もあったし、あっという間にクロコダイルとの全面戦争になったのはなかなかハラハラした!
この時ルフィは何度も敗北しながらも、最終的にはクロコダイルを討ち取っている!
クザンとの戦い、そして敗北
案外見落とされがちなのがこの敗北。
簡単に負けてしまった上に、そのまま青雉が去ってくれたし、その後も順調に回復した。
だからこそ危機感・絶望感は少なかったわけだけど…。
ワンピース34巻より引用 この時のルフィでは当然青雉にも勝てない
絶望感は少なくとも、この時点での“力の差”とか“実力の壁”みたいなものは、まざまざと見せつけられてしまった。
でも、この敗北があったからこそルフィは新しい技・ギアセカンド&サードを編み出せたわけで、青雉との敗北をちゃんと糧にしているところはさすがだよね!
転んでもただでは起きないスタンス。
これぞ海賊のの心意気!って感じだ!
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バーソロミュー・くまとの戦闘、敗北
シャボンディ諸島における“天竜人ぶん殴り事件”の直後、あっという間に集まってきた海軍たち。
あまりに圧倒的過ぎる戦力に、麦わらの一味は為す術がなかった。
完全なる力不足を感じたルフィは、その場に崩れ落ちてしまう!
ワンピース53巻より引用 仲間一人も救えない!
ここまでの冒険では何度かの敗北を経験しながらも、失うものは少なかった。
でも、今回ばかりは違ったわけだよね。
自分の力の足りなさを見せつけられてしまった上に、仲間まで失った。
この時のルフィは支えてくれる人が皆無って感じの状態、折れそうな心を必死に支えて堪えていたはずだ!
インペルダウンでの敗北
仲間とははぐれちゃったけど、ここでボンちゃんやバギーと再開出来たのはデカかったんじゃないかな。
ルフィだって流石に心細かったと思うしさ、彼らが心の支えになってくれたことは間違いないと思う。
とはいえそれでも、インペルダウンの獄長マゼランの前にはさすがに叶わなかった。
ワンピース55巻より引用 マゼランにも敗北した
この敗北は、これまでに比べて気持ち的なダメージは少なかったと思う。
でも、シャボンディ〜インペルダウンと立て続けに敗北し、そのうえマリンフォードではエースも救えなかった。
完全にここらで“これまで保ってきた自信”がへし折れたんじゃないかな。
そこから2年の年月をかけて修行して、再び自信を養ったルフィ。
2年後の戦いでは未だ敗北しらずって感じだ!
ルフィはこのまま、新世界の海で快進撃を続けていけるんだろうか?
それとも再び何かしらの挫折を体験し、それを乗り越えていくんだろうか!
今後のルフィは“ひとりの人間として”何を思い、動いていくんだろう。
派手な戦闘部分だけではなく、そういった心の成長に関しても、しっかりと見届けていきたい!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!