フランキーの使用した“新鮮一番・お野菜パンチ”。
これは厳密には必殺技じゃないと思うんだけどね、こういう性質があるんだ…っていうのは面白いところ!!
今回はせっかくだし、お野菜パンチを通して“ギャグの技法”とかを考えていきたいかも!
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新鮮一番・お野菜パンチ考察、野菜ジュース飲むとこうなるんだ…みたいな話!
王道のバトル漫画…といっても、色々なパターンがあると思う。
その中でもワンピースは“バトルとギャグのバランス”が本当に巧みな作品だよね!
このバランス感覚こそが、ワンピースの凄さの秘密のひとつなんだと思う!!
で、今回のテーマとなっている“お野菜パンチ”もまた、ギャグ要素をふんだんに活用した攻撃手段のひとつだよね!
ワンピース42巻より引用 新鮮一番・お野菜パンチを放つフランキーはこんな感じだった!
フランキーは“コーラを飲むこと”でエネルギーを充填し、そのパワーをいかんなく発揮することが出来るキャラクター。
この特性を応用(?)することで、お野菜パンチのようなギャグ技が生み出されたと考えることが出来ると思う!
コーラでバリバリ刺激的なパンチが打てるなら、野菜ジュースが“ヘルシー攻撃”っていうのは、なんとなく理解できるところかもね!
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ノリツッコミもあっていい感じ!
さて、後半ではお野菜パンチについて“ギャグ方面”から掘り下げていこう!
野菜ジュースを飲まされたことでノリツッコミをするフランキー。
一連の流れはそこまで“渾身のギャグ”って感じじゃないんだけど、それでもこの周辺はあからさまに「ここはギャグシーンなんだな」とわかる構成になっている。
こういう表現をすることによって場面の雰囲気がポップになるし、とても勉強になる表現だと思う!
ワンピース42巻より引用 ノリツッコミを入れるフランキー!こういうとこ好きだ!
これはしばしば触れていることなんだけど、ストーリーものの作品だからといって、シリアスに寄り過ぎるのは危険なこと。
例えば漫画家さんは“漫画のスペシャリスト”ではあるものの、基本的に物理学や医学のスペシャリストでもないし、心理学のプロフェッショナルでもないんだ。
物理学、医学、心理学にいくら詳しい漫画家さんでも、その道“だけ”を追いかけているスペシャリストやプロフェッショナル、マニアの人とかの知識と比べると、状況によっては劣ってしまうことがある。
あまりにシリアスに寄りすぎると、こういった専門分野の人達から“専門分野のツッコミ”が飛んできてしまう怖れがあるわけだね!
こういうのは気にしなければ別に良いんだろうけど、かといって自ら好んで招き入れるべきものでもないと思う。
そう考えた時に“作品の中にふんだんにギャグを散りばめる”という技術が役に立ってくるわけだね!
シリアスな物語はシリアスなツッコミを招きやすいけど、ギャグを全面に押し出せばそれはギャグと解釈してもらえる。
お野菜パンチを始めとする数々のギャグ技には、こういった側面があると解釈することも出来るんじゃないかな!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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