モンドールの話じゃないけど、本の世界はまさに無限で。
漫画作品のひとつにしても、受け取り手の数だけその分岐は広がっていると思う!
ってことで今回は856話で印象的だった2つのカットに触れつつも、その背景にある心理的な動きを追ってみたいと思うよ!!
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本心を言えよ&サニー号に帰りたい、核心に迫るルフィと騎士道の再構築を求められたサンジ!
まず最初に触れていきたいのは以下の「本心を言えよ!!」についてだ!
帰れない理由を3つ並べ立てたサンジをルフィは初めてぶん殴り、この言葉を突きつけたわけだね!
いつだってシンプルなルフィは、まどろっこしく理由を並べ立て“本当の理由”がわかりにくくなることを嫌うからなんだろう!
ワンピース856話より引用 「本心を言えよ!!」と怒鳴りつけたルフィ!
人は行動を起こす時、いくつかの理由を並べ立てようとすることがある。
それは自分の正当性を補強する根拠を、数ある理由で補いたいからかもしれないし、単純に自分でもコトの核心が何なのかわからないからかもしれない。
とにかく、ルフィは核心に迫っていないことを“気持ち悪い”と感じるたいぷっぽい感じだよね!
思えばルフィはよく「核心を突いた行動」を取ることでも有名。
アラバスタの時だってそう、怒れる反乱軍を止めるためにカトレアを目指していた一行だったけど、ルフィの一言で方針は転換されたんだ。
ワンピース18巻より引用 ルフィは「反乱を止める」といった間接的な方法ではなく、根を断つべきと判断した!
カトレアで反乱軍を止めても、クロコダイルは止まらない。
色々なところで悪さをするクロコダイルを食い止めるには、元凶である当人を打倒しなくちゃいけないんだ。
これもまた、ルフィの「核心にダイレクトに迫る!」という、大きな性格的特徴を表してるといえると思う!
とにかく、サンジの件でもルフィは“核心に迫ってない心地悪さを感じた”んじゃないだろうか!!
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サンジはついに自分に正直になれたね!
次にサンジの「サニー号に帰りたい」に触れていこう!!
サンジの正直な気持ちがちゃんと言葉に出来て、本当に良かった!
でも、これはある意味サンジにとって“自分の信念をへし折るような告白”だったんじゃないかな?
ワンピース856話より引用 サンジはついに自分に正直になれたね!!
何を犠牲にしても守りたいと思った。
そのためにならば、自分の命すら捨てても構わないと思ったんだ。
でも、ホールケーキアイランドでサンジに突きつけられた現実はさらに過酷だったわけだね。
命を捨てても状況が好転するわけではなく、むしろ命の掛け捨てになってしまいそうな勢い。
ここから先の海は、たったひとりの自己犠牲程度で守りきれるほど甘い海ではなく、仲間と共に「生きたい」と願う者のみにこそ、そのチャンスが与えられる海…ってことなのかも。
サンジはこれまで培ってきた騎士道の“騎士道の再構築”の必要性を問われているのかもしれないね!
自己犠牲の精神そのものを捻じ曲げる必要はないと思うけど、サンジの中で捉え方を工夫しなくてはならない…って感じなのかも。
ここからサンジがどのような成長を遂げていくのかめっちゃ楽しみだ!!
P.S.ちなみにこのやりとりにおいて…!
ちなみにこのやりとりにおいて、ルフィは「助けていいんだ」とわかった。
この条件はアレだね、ウォーターセブンでナミさんが言及してくれてたやつだね!!
ワンピース38巻より引用 助けていいと分かった時のルフィ達の強さに限度なんてない!!
そうそう!「助けていい」とわかった時のルフィたちの底力はハンパないものがあるもんね!
これまでもずっとそうだったし、これからもきっとそうなんだろう!!
しかも今回のWCIに関しては上記の名言を放ってくれたナミさんも同行してくれているしね!
彼女に関してももう一発、強力な見せ場が出てくるような気がするなぁ…!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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