静寂。
想像がつかないほどの、寂しさ。
今のブルックの“幸せの定義”。
それは、あまりにも暗く、あまりにも寂しいフロリアン・トライアングルの中で培われたものであることは間違いないと思う!
【スポンサーリンク】
歌う骸骨と人の温もり、ブルックにとっての「幸せの定義」とは?
1日は飛ぶように過ぎる。
でも、その1日が積み重なって週となり、月となり、年となるわけだよね。
しかし、ブルックが舵の利かない幽霊船の中で彷徨った年月は、それとはまた“質の違う時間”が流れていたと思うんだ。
あまりにも深い孤独の中で、ブルックは人のぬくもりに渇望していたに違いない!
ワンピース46巻より引用 ルフィたちに出会えて嬉しそうなブルック
舵の利かないということはつまり、自分から能動的にアクションが起こせないということだ。
1人で彷徨うということはつまり、変化のない時間を過ごすということだ。
目的を持って過ごすから時間は飛ぶようにすぎるし、誰かといるからこそあっという間に時間は過ぎる。
“時間というものは相対的なものであり、その時に置かれた状況によって感じ方が違う”ってことがよく分かるよね!
退屈な時間というのはなんと孤独で寂しいことなんだろう!
ヨミヨミの能力で蘇ってしまったブルックは、この地獄のような時間を耐えるしかなかったんだ。
ワンピース46巻より引用 死にたいほど寂しかったブルック。
実際にブルックは上記のような言葉を残している。
これは比喩表現のように感じられるけど、もしかしたら比喩のレベルでは済まされない精神状態だったかもしれないよね。
意識はハッキリしているのに、何をすることだって出来ない。
これは苦しくて辛いことだと思う。
だからこそ、ブルックは“ぬくもり”に対して敏感なんじゃないかな?
【スポンサーリンク】
生きていてよかった!
ブルックはルフィたちの仲間になった時、こんなことを言っている。
死にたいほど寂しかった日々の中で偶然訪れた幸運。
“死にたい”と思うほど寂しかったあの日には、このような日が訪れることは夢にも思わなかっただろう!
ワンピース50巻より引用 生きていて良かったと喜ぶ!
ブルックの夢は“正面からラブーンに再会すること”とされている。
でも、彼にとっての“幸せの定義”は既に満たされていると思うんだ。
というか、ブルックに関してはそもそも“幸せのハードルがめちゃくちゃ低い”状態にあると思うんだよね。
そんな中でルフィについていくってことは、ある意味では本当に“感無量”って感じなんじゃないだろうか!
ブルックの離脱フラグ?
こちらのページで考察したけど、現在ブルックには一味を抜けるフラグが立っているような気がする。
◯【ワンピース】「あなたは海賊王になるんでしょうが!!」ブルック離脱説をさらに考える!
現時点ではまだなんとも言えないけど、充分にありえると思うんだよね。
ワンピース830話より引用 ブルックはルフィに賭けている。これは幸せに対する感謝だと思う。
ブルックがルフィに抱いている感情は“ぬくもりに対する感謝”だと思うんだ。
寂しい時間を乗り越えて、ぬくもりを感じる機会を与えてくれた麦わらの一味。
今のブルックは、すでに“感謝してもしきれない”くらい幸せなんじゃないだろうか?
だからこそ“一味を抜けるフラグ”が立っているともいえるだろう!
ブルックにとっての幸せの定義。
それはきっと“人のぬくもり”そのものなんだろうね。
多くの人が当たり前のように感じているソレを、ブルックは極限の寂しさの中で敏感に感じ取ることが出来るようになった。
当たり前のことは当たり前じゃないんだ。
今、目の前にいる仲間のぬくもりを感じながら生きていける“今”という時間を、ブルックは心からありがたく感じているに違いない!
【スポンサーリンク】
バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!