ワノ国の激しい戦いの中で、誰も死なないなんて絶対にありえない。
しかしながら、実際にそういう場面に出くわしてしまうと覚悟を決めていたとはいえ感情は揺れ動くもの。
今回は以下、雪之丞の死について触れていきたい…!
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残雪溶けゆく雪之丞、菊は死んでしまうのか?
カン十郎に腹部を刺されてしまった菊之丞。
これによってうけたダメージはかなり深刻で、すでに生き延びる手段がないほどの深手となった。
以下のカットでは錦えもんに抱えられている菊の様子だけど、実に苦しそうな感じだよね。
特に左側のカット、アゴをやや上に後頭部からガクっと重力に負けている感じとか、これがすでに“かゆみ”の領域を遥かに超えていることをしめしている!
ワンピース1014話より引用 すでにかゆみと侍ジョークをいえる段階ではない!
錦えもんの卑劣な戦法は、卑劣がゆえに効果的だった。
「敵を攻めるにはまず心から攻めよ」っていう言葉を聞いたことがあるんだけど、今回のカン十郎の戦法はまさにそれ。
相手の動揺を誘い、感情を揺さぶり、その切っ先を鈍らせたという点では非常に効果的だったといえるだろう。
ただ、それが「人道から外れている」とう点を除いては。
カン十郎の行動からはすでに“侍の誇り”みたいなのは一切感じられないといえるだろう!
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残雪溶けゆく雪之丞、黄泉の国まで轟く覚悟!
次にチェックしたいのは以下のカット。
侍としての覚悟のようなものを一切感じなくなったカン十郎に対し、菊之丞のほうはどうか。
その死に際に対してなお「残雪溶けゆくならばきっと、夜明けは近うございます…」と語った。
これに関してはもう最後の「侍の矜持(プライド)」のような部分もあるだろう。
ここでもワンワン泣いている錦えもんがとても印象的だよね。ここまでくると錦えもんの泣きっぷりには違う解釈すら出てくると思う!
ワンピース1014話より引用 残雪溶けゆく雪之丞、黄泉の国まで轟く覚悟!
事あるごとにウジウジメソメソと泣いていた錦えもんだけれども、すでに彼はワノ国編に突入して、体中の水分を出し尽くしてもおかしくないほどの涙を流してきた。
すでに悲しみには慣れていておかしくないし、なにより鬼ヶ島決戦では死人が出ることなんて想定済みのはず。
にも関わらずここまで涙を流せるということは、それだけ錦えもんの情が厚く、菊之丞の存在が大きかったということだろう!
登場時は冬島のように雪が降るシーンが印象的だった鬼ヶ島だけど、ついに物語では残雪のときが描かれた。
おでん様への忠義に生きたひとりの侍、菊之丞がみせた最後の戦いとその結末。
逆をいうと、菊之丞の死が錦えもんに“カン十郎を切り捨てる勢いと覚悟”を与えたともいえると思うし、これにて黒炭家の復讐者は残すところオロチのみ。
そういった点をふまえると、本当にこの残雪は“黒炭の闇”に包まれた夜から、ワノ国を夜明けへと導く合図になったといえるのかもしれない…!
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