前回の記事で「絶望と成長の関係性」について考えたんだけど、考えれば考えるほどオゾましい事実へと思考が引っ張られてしまうところだ!
◯【ワンピース】修羅場の重み&絶望の4シーン比較考察、痛みを越えた人物たち!
上記の考察を書いた直後だから一時的にそう思っちゃうだけなのかもしれないけど、今回は上記内容におけるマムの部分を再び取り上げつつ、さらに深い部分に入っていきたい!
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永遠に逃れられない絶望&記憶の鎖、マムの行動原則&夢の国を作りたい理由ついて!
前回の考察では、マムは自分がやってしまったことを知っているのでは?…という方向で考えてみた。
マムにとっては“黒歴史”である、マザー・カルメル&羊の家の子供たちゴチソウサマ事件。
ビッグマムが自身のやってしまったことを知っていたとしたら、それは“トラウマ以外の何物でもない”と思う。
しかし、ゆえに以下のような発狂ぶりは十分考えられるところだ!
ワンピース867話より引用 自分でも知っているのに叫んでいる…としたら?
「どこへ言ったの?!マザァーッ!!」と発狂するマム。
最もナチュラルに解釈するなら、カルメルを思い返し叫んでいる…とするのが自然だろう。
しかし、ここに今回の前提“マムは自分のやってしまった事実を知っている”を付け加えると、結論は180度変わってくる感じだ!
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「真実を知らない自分を演じたい」心理が、夢の国へと繋がっている?
これらの点を踏まえると、ビッグマムの行動原則は「真実を知らない自分を演じたい!」という思考のもとに成り立っているようにも見えてくるところだ!
もっというと、彼女の中には以下の2つの人格があるかもしれない!
- 真実を知る自分(否定したく、消したい過去)
- 真実を知らない自分(こうありたいと願う自分)
こうありたいと願う自分の姿になろうとするマムの心を、真実を知る自分自身が邪魔をする。
その“思考の倒錯(とうさく)”こそが、マムの行動原理に大きく絡んでいるような気もする!
写真が割られたことに起因して発せられた“悲痛な叫び”も、厳密に言語化するならば「私はマザーを食ってなどいない、マザーはどこかで生きている!」と信じたい想いが反転し、自分に言い聞かせるように発せられたものかもしれない!
そして、彼女が“夢の国”にこだわるのも、また“そういう事”なんじゃないかな!
P.S.先天性と後天性の境界線について!
また、これらのシナリオを見ていて思うのは、マムの2種類の発作は先天的なものと後天的なものに区別出来る…といったところだ!
- 先天的な発作…食いわずらい(リンリンの生来持ち合わせた特性)
- 後天的な発作…マザー・カルメルの写真発作(生きていく中で受けたトラウマからの発作)
これら2点の発作が今回のお茶会では同時に起こったわけだね!
冷静に観察すれば、そりゃこれは混乱もする…って感じだ!!
ワンピース873話より引用 食いわずらいでウェディングケーキに執着するマム!
とにもかくにも混乱・倒錯、自己矛盾をはらみまくっているような様子のビッグマム。
ウェディングケーキに執着する理由だって、上記・先天性と後天性の境界線の問題が関係しているかもしれない!
先天性な人間性と、後天性人間性が同時に激しくぶつけられた結果、生んだ倒錯。
どういうものが考えられるだろうね?
- 「家族と一緒に食べるケーキは最高なんだ!誰にも邪魔をさせねェ!!」
- 「腹の中にいるマザーや羊の家の家族達にも、ケーキを食わせてやらないといけねェんだ!」
ビッグマムの混乱する脳内の中では、上記のような思考回路になっている可能性も無きにしも非ず!
ちなみに後者は「マムが子沢山の理由」にも繋がっているような気がしてオゾましい!!
この点に関しては明日文章化して公開しようと思ってるよ!!乞うご期待!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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