さて、ちょいちょいたまーに差し込んでいくバトワンの真面目シリーズな考察のアレ。
心理的な部分とか哲学的なアレとか、そういう要素を交えて考えてく系のものだけど、WCI編の時はわりと人気のシリーズだったので、そろそろワノ国編でもテスト的に交えてみたいと思うよ!
人の存在とは不確かなもの。
自由意志だと思って決定したあの事やこの事も、結論へとあなたをを導いた、いずれかの外的根拠のもとに依存している。
フワフワと宙を舞うほどに自己という存在は儚く、脆いものだ。
ただでさえそんなに脆い“個”という存在に対し「時間のスキップ」という要素を加えることの重要性。
順に考えていきたいと思うよ!
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時を渡る力「人を未来に送ること」の奥深さついて語ってみたい!
あなたを「あなた足らしめているもの」は何だろうか?
中には極めてシンプルに「自分はいつどこにいても自分だ!」と断言できる強者もいると思う。
しかし多くの場合、人の存在というのは“環境”に依存しているんだ。
特に、あなたの身の回りにいる全ての人(好き嫌いに関わらず)との繋がりは、最も強くあなたがあなたであることを証明してくれるものだと思う。
例えば「自分を知る人が誰一人いない世界」に放り込まれることを想像すると、バトワンはとても怖くなってしまうんだよね。
自分が自分であることを証明するのは自分自身ではなく、自分を取り巻くあらゆるもの…であると、心からそう思う。
そして、そういった前提を踏まえた時、光月トキ様がモモの助達に行った「タイムスキップ」は、とても深刻なはずなんだ。どうかな?
ワンピース920話より引用 人を未来へ送るというのはとても恐ろしいこと!
光月トキ様は20年前にモモの助達を未来(今の時代)へと送ったけれど、彼女もまた未来へ未来へと旅をしてきた人物。
つまり、彼女は未来へジャンプするたびに自分のアイデンティティを前の時代へ置き去りにしてきたんだ。
彼女は「未来へ旅をすることがいかに寂しく恐ろしいことか?」を知っていると思う。(とくに一方通行なのであれば)
しかしそれでも光月一族の未来を託し、モモの助や錦えもん達を未来へと送り届けた。
ここにかけられた未来への覚悟は、本編920話でサラっと語られた以上に重いものなんじゃないかな?とバトワンは感じるかも!
この辺りに関しても、もしかしたら以降のエピソードで示されてくるかもしれないので楽しみにしたい!
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錦えもんたちの思いやいかに?
また、未来へ行くことをほぼ二つ返事で了承した錦えもん達の覚悟も相当。
いや、彼らからしたら火急の事態ってこともあったし「未来へジャンプすることがどういうことか?」ということがどいうことかわからないまま、未来へ来てしまった可能性もあると思う。
実際に、錦えもんは20年もの間ワノ国に戻れなかったわけで、その間にお鶴さんは20年もの年齢を重ねてしまった。
彼女の覚悟の有無とは別にして、少なくとも「20年間、愛する夫がいない人生を送ってきた」ということは紛れもない事実だ。
これは一方通行の未来へジャンプする際の恐怖のひとつに数えられると思う。
ワンピース921話より引用 錦えもんがお鶴さんをまだしっかり愛していることがよく分かる!
○【ワンピース】錦えもん&お鶴さん夫婦のこと、互いの心情に寄り添うと面白い!
自分のアイデンティティを証明してくれるはずの“繋がり”との関係が、一瞬にして変化してしまう。
もちろん20年の間、後夫(あといり)もとらずに待ち続けたお鶴さんの気持ちが緩んだとは思わない。
しかしある日唐突に、彼女と錦えもんの年の差は20年も開いてしまったんだ。
このことは少なからず、2人の関係に影響を与えるんじゃないだろうか?
カン十郎や雷ぞう、お菊ちゃんに関しては他に個人的な繋がりが見当たらないので言及しにくいところがあるんだけど、錦えもんに具体的に訪れたものと同様のリスクを背負って「20年後の今」へジャンプしてきたことだけは間違いないと思う。
これらの点を全てひっくるめて「人を未来に送ること」はとても深刻なことだと、バトワンは考えてるんだよね。
さて、これからどうなるかな?
今回述べてきた内容はあくまでバトワンの主観によるものだけど、少なくとも一部分はワンピース原作・本編のテーマにカスっているとは思う。
問題はこれがどこからどこまで原作の意図と重なり合っているか…という部分だよね!
こればっかりはシナリオが進んでみないとわからない部分でもあるので、1話1話の表現をしっかりと観察しながらも、自分の価値観と照らし合わせ、考察の方向性を修正していきたいと思う!!
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