信頼していたはずの赤鞘九人男たちに羽交い締めにされ、結果的に「勝手に生きろ」と扱われたモモの助。
これはリアルでいうなら「先生にも親にも、あらゆる大人に見捨てられた」という状況。モモの助の立場に立ったらとてつもない行為だ。
ここでは2つの主張がぶつかることになる。
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羽交い締めにされ見捨てられたモモの助、おでん様の登場はあの悪夢を緩和するか?
モモの助が見捨てられたシーンは以下。
SMILEを食わされ笑顔を奪われた人々と比べるとまだマシだけど、この場面は非常に残酷なシーンだ。
責任ある大人がこんなことするのか。
そう感じた読者はかなり多いことだと思う。
モモの助の立場に立てば、敵はカイドウ&オロチのはずだったのに、赤鞘の面々すら敵に回った心地のはずだ。
ワンピース958話より引用 赤鞘九人男もなかなかなことするねぇ〜…!
良い年をこいた大人たちが、私情を優先してモモの助のことを放棄したという事実。
これが演技というのなら(それなら相当に強力な説得力のあるバックグラウンドを用意する必要があるが)理解できるけど、これはモモの助にとって悪夢だよね。
でも、これはモモの助にとって成長の余地でもあって。
バトワンがモモの助と同じ立場なら、まず自分を羽交い締めにしたしのぶの腕を噛み千切り腕を離させ。
次に刃物を持って錦えもんの喉元に迫るだろう。
今、ワノ国を復興するための象徴であるモモの助に誓うべき忠誠を放棄した「逆賊・錦えもん&並びに赤鞘の者たち」に対し然るべき叱責を与え、その上で謝罪させ、許し、忠義を確かなものにする。
そういうプロセスを狙いに行くと思う。
モモの助にそれが出来れば、第一幕・第二幕のマイナス面はかなり回復できるような気がするかな!
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おでん様の存在は錦えもんたちの横暴を緩和するか?
前半では第一幕第二幕の全体像をケアするためのモモの助の動きについて触れていった。
後半では「赤鞘九人男」を養護するために思考を走らせていこう。
ぶっちゃけ養護のしようがないくらい彼らは落ちまくってると思うけど、希望の光があるとしたらおでん様だ。
彼の強烈な魅力、人物像、カリスマ性。
それらが赤鞘の正常な判断を奪ってしまったとしたなら、それは仕方がないようにも思えるんだよね。
大人だって間違いを犯す。それは状況によってはやむを得ないケースもあるんだ。
赤鞘がモモの助を暴力を絡め見捨てたことは許されない過ちだとは思うけど、その背景におでん様への忠誠があったことは確か。
ワンピース964話より引用 おでん様の存在は錦えもんたちの横暴を緩和するか?
この辺りは本当に、赤鞘の面々が「いかにおでん様が好きか」ということが描かれるかに尽きると思う。
正直言って、今描かれているレベルの「好き」であれば、単なる“憧れの延長線上”なので、まだ「そんな性質の好きでモモの助を見捨てたんかい!」なってしまうかな。
あと一段階深く、おでん様が赤鞘を惹きつける何かを発揮してくれたら。
武力や知性、人間性とは別の「恩」のような何か。
第一幕・第二幕を良いものに塗り替えるためには「モモの助を見捨てようとした正当なる理由」が必要になってくるのは明白。
それがいかに描かれてくるのかが、今後の“おでん回想編”の、ひとつの見どころになってくるような気がするかも!
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