ワンピース827話で最も気になったポイントが“ビッグマムの夢”なんじゃないだろうか。
なんか“世界中の全種族が差別なく暮らせる国”を作ろうとしてるってことだけど、絶対コレ何かしら歪んでるよね?
このフレーズの意味を今回は考えてみようと思うぞ!
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薬品漬けor洗脳兵器?世界中の全種族が差別なく暮らせる国とは何だろう?
まず、このフレーズ自体はとても耳障りのいい言葉であることは間違いない。
この夢を聞いたら、きっと誰しもが応援したくなることだろう!
この言葉を放ったのがビッグマムでなければ、の話だけれど。
“世界中の全種族が差別なく暮らせる国”というと、なんだかエデンの園のような楽園を思い浮かべてしまう。
でも、そんな“楽園”をビッグマムが作ろうとするだろうか?
自分の意に反する相手にはこんなことするのに?
ワンピース815話より引用 ビッグマムに逆らったら、プレゼントが届いてしまうらしい…!
いや、普通にこんなことする人が、みんながイメージするような“楽園”を作ろうとするわけがないよね。
ベッジとかも言っているけど、ビッグマムの根底に流れるものは、はやり“暴力で支配する”って感覚だと思う。
ビッグマムからは絶対王政のような感じの印象しか受けないんだ。
そんな人物が口を開けば“差別のない国”を目指すという。
これには「違和感しか残らない!」って人ばかりなんじゃないかな?
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制度とかじゃない、何か別の力が働く前兆?
例えばゴア王国などを見る限り、貴族の住む高町と一般人の住む区画は完全に分けられていた。
反面、万国(トットランド)にはミンク族もいたりして、やはり差別的な空気はちょっと見当たらないように見える。
でも、この状況ってドレスローザの入り口とそっくりだよね。
一見ドレスローザは“愛と情熱とオモチャの国”で、幸せな印象だったのに、根っこをひっくり返せばとんでもない悲劇が眠っていた。
ワンピース71巻より引用 シュガーの能力でオモチャに変えられた人間は、周りの人から忘れられてしまう。
上記のカットはいかにもコミカルで楽しい印象だけど、これも実は地獄絵図の一環だったんだよね。
ビッグマムの言うように、万国(トットランド)が“あらゆる人種が集う国”であり、さらに差別も無い楽園だとするならば、彼女はどのようなシステムを作ろうとしているんだろう?
たとえば“あらゆる食物に脳内に特別な変化を与える薬品を含ませる”などといった行動を取っている可能性はあるかもしれないね。
国民たちが知らず知らずのうちに薬中毒にされてしまっている。
差別をする思考にはならないけど、その代わり自由意志ではない…とかね。
ビッグマムはかつてシーザーに何かしらの研究以来をしたらしい(実際にはその研究は実現しなかった)けど、そんなシーザーが子供たちを薬品漬けにしていたことが思い起こされる。
あるいは“洗脳電波に近いものを流し続けている”っていうのはどうだろう?
例えばジェルマ66は科学戦闘部隊で、化学兵器は色々と保有してそうな気もする。
ワンピース826話より引用 ジェルマ66は科学戦闘部隊なんだそうだ!
ビッグマムは科学戦闘部隊の力を欲している。
ビッグマムは差別のない国を作るのが夢だ。
安直に紐解くと“差別のない国を作るために、科学戦闘部隊の兵器力が必要?”って疑問が生まれるのは当然だと思う。
今回は特別強烈な盛り上がりがあったわけでもないんだけど、これは嵐の前の静けさなんだろうね。
こうやって穏やかな展開が来たあとは、とんでもなくインパクトの強い何かがブチ込まれてくるような気がしてならないぞ!
次回の828話が待ち遠しくて震えてしまうね!
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