今回はプリンのメモメモの実絡みのお話。
ここ最近、プリンの能力について色々考えてたんだけど…この能力はやっぱりビッグマムのソルソルの実とかなりの相性の良さを持つと思う。
以前に触れてきた“楽園という名の牢獄”という概念にもつなげることが出来るかもしれない!
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記憶の手術と魂の税金、偽物の幸せを生み出す方法について!
以下はプリンが“メモメモの実”の能力を持っていることが発覚した場面。
記憶(メモリー)をいじることが出来るということは、忘れたい記憶や消したい思い出をいじれるということだね!
ワンピース851話より引用 プリンはメモメモの実の能力者だった!
そして、このメモメモの実の能力さえあれば“記憶の改ざん”を行うことが出来る。
誰にだって“忘れたい記憶”は存在すると思うんだ。
そして、プリンはその記憶を消してあげることが出来るわけだね。
どうしても忘れたい記憶。
それさえなければ幸せでいられる記憶…というのを持つ人が存在するのもまた確かだと思っていて。
メモメモの実の能力さえあれば“人の心の痛み”につけこむことが出来る。
人は“死にたくなるほど悪夢のような記憶”を消してもらえるなら、喜んで“自分からソウルを差し出す”んじゃないいだろうか?
ワンピース835話より引用 まるで望んでいるかのように寿命を差し出す女性
何もしなければ辛いだけ…そんな命を生きるくらいなら、記憶を消してもらう…という選択肢は“有り得ない選択肢”だとは言い切ることが出来ないと思うんだ。
例えば、悪い記憶を消してもらうのと引き換えにビッグマムにソウルを捧ぐ…という行動は…。
もしかしたらある意味では“柔らかな安楽死”だといえるのかもしれない…。
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忘れられない記憶…!
記憶を切り取ってもらって偽りの幸福の中に、自ら閉じこもってしまうこと。
これが“正しいこと”だとは思わない。
現実を直視すべき!って思う部分もあるっちゃあるんだけど、実際のところワンピース世界には以下のような人たちもいるんだよね…。
ワンピース76巻より引用 限りない絶望の記憶…この記憶がある限り、彼らはきっと救われない。
このような深すぎる痛みを抱えてしまった人はどうすれば良いんだろう?
不思議な力で記憶を消してもらう…くらいしか、彼らが救われる方法が無いような気がするのも確かだ。
もちろん精神力がドフラとかルフィ並に強ければ、このような悲劇すらも反動にして、成長の糧にすることが出来るかもしれない。
でも、そういう人ばかりじゃないというのも事実だし、精神力が弱いこと=悪いことでもないと思うんだ。
彼らのような人々にとっては、メモメモの実による記憶の改ざんは非常に大きな“救済”なんじゃないかなぁ…。
プリンは言い換えるなら“誰かの幸せな記憶を奪い取って、不幸な記憶と入れ替える手術”が出来る人物。
この“手術代金”が、マムに収めるソウルだけで良い…ということならば…支払ってしまう人が後を絶たなかったとしても、理解できる範疇だったりするのかも…。
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