自分の頭で考え、判断し、行動することは大切だ。
でも、わかっていてもそれが極めて難しい状況…というものがあるんだよね。
ここ、根本まで突き詰めていけば「人間に自由意志はあるのか?」という問いにまで発展するんだけど…。
今回はワノ国をベースに「踊らされる人々のこと」などについて考えていきたい!
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誘導する悪意と影響力、罪なき子どもたちに押し付けられる常識について!
子供にとって大人は「強い発言力」を持った存在。
ゆえに大人は子どもたちを、いとも簡単に間違った方向に人々を誘導することが出来るんだ。
だからこそ発言力を持つ側はその発言に細心の注意を払わないといけないわけだけど、時にその心理を悪用しようとする輩(やから)が現れる。
今回のワノ国編はまさに、そういう背景がよく反映されているエピソードだといえそうだね!
ちなみにこういうケースは現実問題でも色々なところで起こっていることだと思うので、自分の身の回りの出来事に照らし合わせてみると、もしかしたら何か特別な発見があるかもしれない…!
ワンピース919話より引用 大人たちの教育に疑うことを知らない子供たち!
上記カットでも分かる通り、素直な子どもたちは信頼出来る(あるいはそういった雰囲気のある)大人を無条件に信頼し、様々な理由(認められたい、褒められたい、なんとなく楽しいなど)でその意思に寄り添おうとする。
これは子供が間違っているのではなく、大人が都合の良い方向へと子供の心理を誘導している図。
子供たちがもっと自発的に「この大人は何か特別な思惑があって、僕たちの考えを洗脳しようとしているんじゃないか?」と疑いを持つことが出来れば良いんだけど、それもなかなか難しいよね。
疑う…という発想がない純粋な人にとって、その行為に至ることは至難の業。
また、一度信頼した人(上記の女の先生など)が、実は悪い先生だった…なんてことは、仮に気付いても目を塞ぎたくなるというものだ。
逆をいうと、洗脳する側はそういうこともわかっていてやってる確信犯だと思うから、かなりタチが悪いよね!
カイドウや黒炭オロチを打倒することが出来れば、この子供たちの洗脳を解くことも出来るんだろうか…?うーん…!
このままこの子供たちが歪められた(大人にとって都合の良い)思想に染められてしまうとしたら…あまりに可哀想すぎる!!
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大きな力に踊らさられる人々について!
また、ワンピース世界には他にも「踊らされる人々」が何度か登場しているので、その点についても触れておきたい。
例えば以下のカットはドレスローザ編の一幕。
まるで魔女狩りのようにドフラミンゴの一家を吊るし上げる悪魔のような人々…!
上記の子供たちとは状況が異なれど、人の怒りを誘導することが出来れば、大の大人が相手でもこのような状況に扇動出来ることを示している…!
ワンピース76巻より引用 市民による復讐の対象になるドフラミンゴ一家
人はみな「自分の意思で判断している」と思い込んでいる。(バトワンも含めて)
しかしその判断には、その人が見た・触れた様々な情報が関連しているんだ。
よって、その判断基準となる情報そのものに“悪意”が盛り込まれている可能性を度外視して「自分の意思で判断している!」と考えるのはとても危険なこと。(しかし盲点になりやすい!)
そう考えていくと…人間の自由意志というのは、なんと儚(はかな)いものなんだろうか!
厳密にいうと「自分の意思で判断している…と錯覚させられている」という可能性を前提に盛り込みながら物事を判断していかないと、上記2ケースのように「悪意や思惑に踊らされる」ということになってしまいかねないんだろう。
さらに、この難しい自己コントロールが出来る人は相当少ないと思うから、この前提に気付いたら気付いたで、周囲の“気付けない大多数の人々”との意見の食い違いが生じることが非常に多くなってくる。
この食い違いは時に集団心理の罠として「あれ?自分が間違っていたのかな?」みたいな感覚に“気付いた人”の足を引っ張ろうともするんだ。
このことが根拠となるので「自分の意思で判断するのはとても難しく、みんなと一緒に流されたほうが簡単」だと断言して良いんだと思う。(しかしそれだと破滅の一途)
流される人々の中で“確固たる意思”を持つということは難しいことで、誰もにそんな事が出来るなら上記2点のような悲劇は起こらない。
現時点でのワノ国編ではまだこの「偏った洗脳っぽい教育」が描かれたシーンは限定的だけど、きっとこのあとこの要素は大きく渦を巻いてシナリオに影響を与えてくるんじゃないかな!!
いかに自分のことに置き換えて考えられるか…真の考察力が問われるところだね!
ここは断言して「心を重ねて寄り添っていくのが最も難しい部分」のひとつだと思うけど、バトワンなりに全力で掘り下げていきたい!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!