【ワンピース】運命の犠牲者、虐げられし人々考察4選!

ワンピースには様々なサブキャラクターが登場する。

で、バトワンとしてはこれらのサブキャラクターこそが、重要なポジションを担っていると思っていて。

ただ海賊同士の戦いが繰り広げられるだけの漫画だったら、こんなに人気は出なかったんじゃないかな?

それぞれが今の時代を懸命に生きている営みとかは、感動を呼ぶものだと思う!

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運命の犠牲者、虐げられし人々考察4選!

今回は、そんな“大海賊時代”の運命に翻弄されながらも、懸命に生きていこうとする人々とか、そのドラマを考察していこうと思う。

やっぱりワンピースは海賊視点で描かれているわけだけど、少し視点を変えて見てみると、また違った面白さが生まれてくることは間違いない!

18トト
ワンピース18巻より引用 アラバスタの町、ユバを掘り続けるトトおじさんの様子はこんな感じだった!

水は出る。砂なんかにユバは敗けない。

そんな感じでシャベルを砂に突き立て続けるお爺さん、トト。

回想シーンではかなりふっくらと太ったおじさんだったんだけど、かなりやつれてしまったよね。

彼の視点からアラバスタ&ユバを見れば「砂漠との戦い」って感じなんだろうけど、実際にはこの背後にクロコダイルが暗躍していた。

トトおじさんの戦いは、人工的に生み出されたものだったんだね。

当然、クロコダイルという根を絶たない限り、この戦いは終わらなかったはずだ。

それでも懸命に「砂漠との戦いだ」と信じ続けて、掘り続けるトトおじさんのことを思うと、胸が熱くなってしまうシーンだと思うぞ!

魚人族の戦い

で、以下は世界会議(レヴェリー)でも語られると思うんだけど、人種差別問題。

魚人が戦っているのはとてもむずかしい問題だと思うんだよね。

51ハチ
ワンピース51巻より引用 海賊だから仕方ねェって感じで諦めるハチ!

ハチを銃撃した天竜人もまたムカつくんだけど、前後の流れを見ていく、もっと根深い問題があることが判明する。

アーロンとかホーディは人間に対する“敵意・悪意”みたいなので動いてたっぽい感じなんだけど“彼らが闘うべきは人間そのものじゃない”っていうのがキツいところ。

彼らが本当に解消しなくては行けないのは“人の心”なわけだよね。

人間世界には“魚人は気持ち悪い”とか“魚人はみんな残忍で怖い種族”みたいな価値観が植え付けられてしまっている。

これがまたタチがわるくて、差別を受けている側である魚人族から「差別やめてくれ」って言ったところで説得力に欠けてしまうと思うんだ。

逆に“差別をしている側”である人間の中から「差別をやめよう!」なんていうことを言い出す人物が出てくるのも難しそう。

そんな行動を取ろうものなら、多くの人々から「あいつは魚人に買収されてる!」とか、根も葉もない因縁をつけられてしまいそうだしね。

魚人差別問題が解消される日はやってくるんだろうか?

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貴族と貧民の格差社会

また、ゴア王国では差別問題というか身分制度的なものが、より一層極端な印象を受ける。

これに対してドラゴンも「この国こそ世界の未来の縮図だ」なんて評してたりするよね。

60ゴミ山
ワンピース60巻より引用 ゴミ山に火を放たれ、逃げ惑う人々…!

貴族の一方的な都合によって、恵まれない人々が一方的に焼却されてしまう。

確かに、ゴミ山は確かにホームレスっぽい感じの人々の巣窟って感じだし、決して治安が良い場所だとはいえない。

でも、それでも確かにそこには“人々の営み”みたいなものがあるし、その中で夢を見る子供たちもいるんだよね。

ここで高町に住む貴族たちが取った行動は、そういった恵まれない人々の夢や希望を踏みにじる行為でもあると思う。

ドフラミンゴも言ってたけど、彼らの価値観が180度全く違うことの良い例だよね。

そしてドラゴンは“世界のあらゆる国々は、やがてゴア王国のような場所になっていくだろう”と考えているみたいだ。

フレバンスの一件

で、最後にフレバンスの一件を取り上げたいと思う。

資本主義社会…というか“お金が大好きな権力者たち”によって、偽りの繁栄を迎えたフレバンス。

その繁栄の裏には、時間差で発症する病、白鉛病の存在があった。

76フレバンス
ワンピース76巻より引用 フレバンスで一気に発症する白鉛病…!

気付いた時にはもう手遅れ。

これが白鉛病の怖いところだよね。

しかも、白鉛病の患者は正しい知識のない人々に“ホワイトモンスター”などと呼ばれ迫害されることもあるみたいだ。

実際にトラファルガー・ローがこの被害に遭っている。

現実世界でも正直、類似したケースがあるかもしれないよね。

デリケートな問題だから具体的な病名とかは出さないけど、それが原因で差別とか軽蔑が生じるならとても悲しい。

フレバンスの問題は政府が気付いていたわけだから“防げた悲劇”だとも思うし、その辺りを考えると一層胸が痛んでしまう!

人々の苦しみについて

こうやって見ていくと、人々はそれぞれの立場において“出来ることを精一杯頑張ってる”って感じなんだ。

見えてるものが違ったり、思い込みや勘違いがあったりすることもあるけど、それでも懸命に生命を繋いでいる。

一生懸命に生きていく彼らの存在は、多くの共感を呼ぶし、応援したくなることは間違いないところだよね!

出来ればいつかの未来では、こういった悲劇が起こらない世界になったらいいな!

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