【ワンピース】0巻“ストロングワールド第0話”STRONG WORLD”読み返し感想!ネタバレ注意!

ワンピースは意外なところに伏線が敷かれており、それを回収するのが楽しみの一つであるといえます。

そして、全ての漫画の中で、トップクラスに伏線が敷かれまくっているのがワンピースの魅力でもあります。

そこで今回は0巻“ストロングワールド(STRONG WORLD)”を読み返し、伏線になり得るところを考察していくとします。

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0巻”ストロングワールド”STRONG WORLD”

物語は大海賊時代幕開けの3年前になります。

エッド・ウォーの海戦により、海賊王ゴール・D・ロジャーと金獅子のシキが衝突するところからのスタートですね。

この回を読むだけでも色々なことがわかってきます。

センゴクは元帥、ガープは中将

以下のように、最初の数ページでガープやセンゴクのやりとりがありますが、すでにこの時点ではセンゴクが元帥であり、ガープは中将であることが定着していたようです。

ガープ、大将を蹴る
ワンピース 第零巻 ストロングワールドより引用

さらに青雉の「ガープさん また昇格蹴ったんでしょ!」というセリフから、既にこれまで何回もガープが大将への昇格を依頼されてきたことがわかります。

つまり、ガープの実力は大将クラスである、ということになりますね。

ガープがロジャーと何度も渡り合ってきて、まだ捕まえられていないことを考えると、ロジャー海賊団の実力はガープより上であったことも推察できます。

さすがは海賊王、といったところでしょうか。

エッド・ウォーの海戦

場面は代わりエッド・ウォーの海戦です。

エッド・ウォーの海戦では嵐が吹き荒れ、ロジャーと金獅子が退治しています。

そしてここで注目スべきなのはロジャーの船が嵐の中に置かれている、ということです。

これに関しては解説がなされていますが、

「絶体絶命と思われたロジャーの船は 突如大きく荒れ狂う天候に救われ、結果シキの大艦隊の半分を海に沈め、さらにシキに襲いかかった不慮の事故により、からくもいたみわけとなりせぬようを突破した」

とあります。

この状況は、どこかで見覚えがありますね。

そう、ローグタウンでルフィを助けた突風です。

このことから2つの可能性が浮かび上がってきます。

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ロジャーはカゼカゼの実の能力者説

まずひとつめの可能性としては、ロジャーはカゼカゼの実の能力者であった、ということ。

突如として大きく荒れ狂う天候によって救われた、とありますが、これをロジャー自身が引き起こした可能性もあります。

ロジャーの船にドラゴンが乗っていた説

しかし、解説では「絶体絶命と思われた」という表現が使われています。

これが誰目線で発せられた言葉なのかにもよりますが、もし海軍目線や海賊目線であったとしたら、上記の仮説が崩れ去ります。

海軍はロジャーとは何度も戦闘を繰り返してきているはずですから、ロジャーの能力を知らないはずがありません。

また、海賊であればロジャーの能力はある程度知れ渡っていることでしょう。

にもかかわらず、「絶体絶命と思われた」といった表現を使ったということは、

  • ロジャーはカゼカゼの実の能力を持っていない
  • 語り部(解説)が超一般人の誰かであり、事情をよくしらない、あくまで伝承としての解説である

このどちらかかになります。

あくまで伝承、という部分については考えても仕方ないので掘り下げません。

話がそこで終わっちゃいますからね。

では、ロジャーがカゼカゼの実ではなかったという点を掘り下げるとどうなるのか。

結論から言ってしまうと、「ロジャーの船にはカゼカゼの実の能力者は日頃乗っていないはずだったのに、今回ばかりはその能力者が乗っていた」という説が最も濃厚になってきます。

となれば、もしかしたらドラゴンが乗っていた可能性もありますね。

次のページでも引き続き考察しますのでこの詳細は次回に持ち越しますが、ドラゴンがロジャーの船に乗っており、カゼカゼの実で天候をぶっ壊したと考えるのが、エッド・ウォーの海戦については最もナチュラルかもしれませんね。

後半はシキの物語へ

そして後半は金獅子のシキの物語へと移行します。

ロジャーが捕まったことを知った金獅子のシキは単騎でマリンフォードに殴り込み、ガープ、センゴクと戦いました。

これによってマリン・フォードが半壊するほどの壊滅的打撃を被った果てに、金獅子のシキもインペルダウンに投獄されることになります。

この描写を見る限り、単騎で乗り込んだにもかかわらずこれほどまでの打撃を海軍に与えたとするならば、その強さはもしかしたら白ひげにすら匹敵するのかもしれません。

ルフィに最終的に敗れる金獅子ですが、この決戦から何年もの年月が流れていますから、老いによる影響が大きかった、と考えるのが妥当でしょう。

金獅子の全盛期の実力がいかに恐ろしかったかがわかります。

そして、次回は驚くべき仮説を公表します。

ぜひご期待ください。

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