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少しだけ見えてきた希望…!
しかしともあれ、後半では少しだけ希望が見えてきた部分もある。
それが以下、オロチの存在だったりするよね。
彼に関してはこれまで愚鈍な小物って印象のほうが強かったけど、彼には彼の正義があったことがわかった。
外見的な要素&性格も相まって嫌われ者全開な彼だけれども、オロチ次第では「あのオロチが相手だったから、おでん&赤鞘が破れたのも仕方ないよね…?」と思わせてくれるかもしれない。
オロチは敵だからあまり応援したくないけど、ワノ国編全体のこと(特におでん、赤鞘らの評価を守るためには)彼がどうしようもないほどの大英傑の素質を持っていてくれれば話が早いだろう。
ワンピース972話より引用 オロチにもオロチの正義があった…!
見ず知らずの「正義の味方」に追い回されてとんだ思いをし続けた幼少期のオロチ。
こういう経験を持っていたら一段と、彼が周到であること&光月を憎んでいることに説得力が増すというものだ。
そして同時に、オロチはこの事情をおでんにも語っていた様子。
この点を踏まえると一層のこと、こういう相手に対して(前ページで示した)“お願い”を持ちかけるのは価値が薄いといわざるをえない。
オロチは光月とワノ国を憎んでおり、おでんとの約束なんて「破れば破るほど嬉しく感じる」という価値観を持っていることは明らかなんだから…。
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結果的に守られていた者がいたことも事実!
しかしながら以下、おでんによって結果的に守られていた者がいたことも事実だったことがもうひとつの救いとなる。
誘拐された人々を盾にとられていたこともあって、おでんは裸踊りを続けたんだ。
最後の最後で命乞いめいたお願いをしたことは今でも釈然としないけど、裸踊りまではまだ納得できるところがあるかもしれない。
ここで「おでんという人物」の評価を落ち着けるのがベストのような気がしたかな。
ワンピース972話より引用 結果的に守られていた者がいたことも事実!
今回のおでんの件を見ていると「テロリストと交渉してはいけない」という言葉を思い出す。
いや、あるいは「猿を相手に紳士のゲームを続ける」という言葉のほうがより適切だろうか。
いずれにしても、オロチやカイドウに仁義という言葉が通じないことを見抜けなかったのはおでんの失策。
970話までは「まだバカ殿と判断するのは早い」と考えて間違いなかったと思うものの、今回の971話では「今回の判断は微妙だった」といわざるをえないよね。
まだこれからもう一段おでんの評価が高まる場面が出てくる可能性もあると思うけど、実際に釜茹でが結構された今となっては大きく揺らぎが生じることもないはず。
よって今回の971話は、おでんという人物についての最終的な評価があらかた固まった回であったといえるだろう…!
(出来ればもう一段“大物”として再評価されるシナリオ運びを期待したい…!)
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