今回の僕のヒーローアカデミア88話で色々と見えてきたけど、敵連合…少なくとも死柄木はかなり純粋な動機でコトを起こしているように見えるんだよね。
なんかデクとかオールマイトとほとんど変わらないような。
彼の行動が“正しい”ってわけじゃないんだけど、ここ最近は死柄木の行動に、一定の“純粋さ”を感じてしまってならないんだ。
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純粋性と歪みが混在する?死柄木弔と超人社会との関係性
特に今回の88話はその感覚が思い切り開放された回だったんじゃないかな?と思う。
強くそう感じたのは以下のカット。
僕のヒーローアカデミア88話より引用 死柄木はオールマイトが“嫌い”であることが判明している!
上記のカットを見てもわかるんだけど、死柄木はオールマイトに対して何も要求していない。
要求はしていないけど“嫌い”なんだ。
もう、純粋に嫌い。
邪魔をしてほしくないとか、関わりたくないとか、そういった感情もあると思うんだけど、それ以上に“嫌い”。
ここまでハッキリとオールマイトを“嫌い”と認識できる死柄木は、ある意味では純粋と表現しても良いんじゃないかな。
気に入らないものを壊したい、思い通りにならないと癇癪を起こす。
これも死柄木弔の特性っちゃ特性なんだけど、それ以上の何かを感じるんだ。
端的に言うと“超人社会というイデオロギーが生んだ、副産物的な化物”って感じかもしれない。
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超人社会の“責任転化社会”としての側面!
死柄木弔の回想シーンでは、オール・フォー・ワンと呼ばれる男がこんな言葉を投げかけている。
そして、この言葉は超人社会の闇の部分を浮き彫りにしていると思うんだ。
僕のヒーローアカデミア88話より引用 オール・フォー・ワンらしき男の言葉。不気味!!
上記カットを見てもわかる通り、ヒーロー社会が生まれたことによって、人間全体の大きな意識が悪い方に流れたって感じなんだろうね。
「何かあったらヒーローが助けてくれる」
この感覚は究極の“自己責任の放棄”だと思うんだよね。
そして、ヒーローが助けてくれなかったら、今度はヒーローを責めるんだ。
「ヒーローなんだから、ちゃんと働けよ!」ってね。
超人社会では、一般大衆の意見がそっち方面に流れてきている気がしてならないよね。
何も出来ない自分の事は棚に上げて、ヒーローに責任をすり替える。
勝手に期待を込めておいて、ヒーローが期待に添えなかったら罵声を浴びせる。
そういった人間性を持つ存在が量産されているのが超人社会なんだろう。
だから、死柄木は「オールマイトが嫌い」なのかもしれないね。
人々に責任を放棄させる原因を作った、ヒーローの象徴。
それを打倒することで、人々がヒーローに甘えて責任を放棄する社会を変えようとしているのかもしれない。
これまでの死柄木の発言を総合的に考えると、社会を良くしたいなどといった感覚とは程遠いとは思うんだけど、それでもどこか、“人間全体を憎むような感覚”を感じてならないんだよね。
そして、その責任がオールマイトにあると言いたいかのような気がしてならない。
死柄木に関してはまだまだ成長途中だし、自分の中でも色々整理がついていないのかもしれない。
ただ、彼が何を考え、どのように成長していくのかもまた、ある種の注目ポイントと言ってよさそうな気がするぞ!
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