死柄木達を強制的に撤退させ、オールマイトと対峙したオールフォーワン。
前回のラストではオールフォーワンにトドメを刺すことが出来なかったわけだけど、それが今回の展開に大きく影響していく!
そして今回はオールマイトの精神を削る、オールフォーワンの陰湿な攻撃が炸裂していったのが印象的だった。
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92話「ワン・フォー・オール」ネタバレ確定感想&考察!
まず、バトワンがずっと懸念していた轟と八百万は無事に脱出できたことが確定。
デクたちもMtレディなどの助力もあり、マグネ達の追撃を振りきることに成功した。
僕のヒーローアカデミア92話より引用 ヴィラン達の追撃をなんとか振り切った焦凍たち
最も恐れていた展開のひとつ“人質が増える”という状況はなんとか防げてよかったよね。
イチかバチかみたいな感じはあったけど、爆豪を救出できたのもかなり大きなプラス要素だった!
しかし今回はオールフォーワンの豪腕からの揺さぶりが炸裂することになる。
また、この状況がマスコミに伝わり、実況中継がスタートしてしまった。
中継を見ている一般大衆は、相も変わらず好き勝手言っているね。
僕のヒーローアカデミア92話より引用 好き勝手言い始める一般大衆たち
ヴィランもヴィランで悪いんだけど、こうやって一般大衆のリアクションを見ていると、どうしても人の内に住む“怪物”を感じてしまう!
オールマイトが必死に戦っている時に会社の心配をする人もいれば、ヒーローに対して“たるんどる!”などと冗談を言う人もいる。
もーこの辺り完全なるカオスだよね。心の内側に魔が棲むって感じだ。
晒される姿
そして、今回の中継ではついにオールマイトの真の姿がマスコミに抑えられ、一般大衆の前に晒されてしまうことになる。
“平和の象徴”として君臨していたオールマイト。
完璧ではない自分の姿を一般大衆に見られてしまったわけだけど、これも今後の大きな混沌につながっていきそうだ。
僕のヒーローアカデミア92話より引用 一般大衆の前に晒されてしまったオールマイトの真の姿
オールマイトが強いか弱いかは関係ない。
きっと、それぞれがそれぞれのように解釈してきた“オールマイトの英雄像”みたいなのがあって、今回の92話でその“偶像(シンボル)”が崩れてしまった。
アイドルが煙草を吸えば、外野から逆恨みする人がいるように。
コメンテーターが失言をすれば、無関係のくせに逆上する人がいるように。
オールマイトの真の姿を見ることで、中には「オレ達を騙してたんだな!」などと解釈する人が出てくる可能性すらあると思う。
そういったとても痛々しい展開がチラついていることは確かだと思うんだ。
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志村菜奈の存在
そして、今回はオールマイトの師である志村菜奈の外見も描写されていた。
オールマイトがデクに言ったように、彼女もまた「最初から持っていた力と、認められ譲渡された力とではその本質が違う」的なことを言っていた。
デクにとっての“オールマイト”という存在が、尊敬と憧れの象徴であるように、オールマイトにとって志村菜奈という存在は、きっとかけがえのないものだったんだろう。
僕のヒーローアカデミア92話より引用 笑顔について語る志村菜奈
今回描かれたオールマイトの記憶の中の志村菜奈も、結構年齢としては若い感じだよね。
この時の志村菜奈の年齢は不明だけど、やはりオールマイトよりは歳上なんだろう。
そしてさらに、オールフォーワンによる強烈な攻撃がオールマイトの精神を襲う。
僕のヒーローアカデミア92話より引用 オールフォーワンによる揺さぶりがオールマイトの精神を襲う
オールマイトが大切にする志村の孫。
そんな人物に手を上げてしまったことに対して、オールマイトは自責の念すらも感じてしまっていたようだ。
とはいえ、死柄木は誰かが止めなければいけない存在。
オールマイトの判断は間違ってなかったんだけど、それでも自分を責めてしまうということは、やはり志村菜奈がオールマイトにとってかなり大きな存在であったことを表しているんだと思う。
オールマイトは過去に、志村菜奈に助けてもらった経験があったりするのかもしれないね。
これでオールマイトは死柄木とうまく戦えないだろうことが確定したはずで、ヤツを倒せるのはそれこそ“次の世代”ってことになるんだと思う。
死柄木はそのうちオールフォーワンの“個性を奪い、与える個性”を受け継ぐ…といった流れがくるんだろうね。
助けを呼ぶ声に応えて!
好き勝手に無責任な言葉を発する大衆達、そして身勝手なヴィランたち。
これらの不条理な環境について、オールマイトは既に理解していると思うんだ。
今回のエピソードでは死柄木から与えられた精神的ダメージはとても大きかったと思う。
それでも、オールマイトに助けを求める声に、必死で彼は応えようとしていた。
僕のヒーローアカデミア92話より引用 助けを呼ぶ声に応えて立ち上がるオールマイト
誰もが好き勝手やって、身勝手なのは既に理解していたんだ。
それでも“手の届く範囲”は助けたいと思った。
それがオールマイトがずっと大切にしてきたものなんじゃないかと思うんだよね。
だとすれば、既に次どう行動するかは決まっているはず。
揺さぶりに胸は痛むも、それはそれでも守りたいものの為に立ち上がることが出来るのは、これまでに様々な心の葛藤を乗り越えてきたからに違いない!
次回の93話ではオールフォーワンに反撃を開始しそうな感じなんだけど、そのまま“最悪の展開”に派生してしまいそうなのが気がかりだ!
デクは今回の92話で「これで よかったんですよね…?」「大丈夫…ですよね?オールマイト…」という思いを抱いている。
オールマイトが大好きなヒロアカファンは、きっと全く同じ気持ちでいることだろう!
次の展開が楽しみになるのが漫画の醍醐味だけど、今回ばかりは次の93話を読むのが少し怖い気がしてならない!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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