いやー、懐かしいな海藤。
幽遊白書の仙水編は、特に念能力っぽい雰囲気がバンバンして好きだ!
今回は幽遊白書の海藤と、それが描かれた時代背景などについて、バトワンなりに考察していこうと思うよ!
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海藤優の強さと技考察、言葉の勝負を挑んだ秀才!
禁句(タブー)」の能力者である海藤。
「○○を言ってはいけない」と指定することで能力を発揮することが出来る、ちょっと特別なタイプの敵だったのが面白い!
幽遊白書キャラクターブック霊界紳士録より引用 海藤の外見表現はこんな感じだった!
この時期の時代背景として、ドラゴンボールやるろうに剣心のような単純な戦闘力を競うバトル漫画が多かったところに、幽遊白書はちょっと特殊なバトルを巧みに取り入れて他の作品との差別化を図っていた。
もちろん単純なバトルも好きなんだけど、ここまでテクニカルにルールに乗っ取った限定的戦闘を盛り上げていたのは、当時は富樫先生くらいだったんじゃないかな?
今振り返ると、あの時代にこういったコンセプトの戦闘を取り入れていたのは本当にすごいことだと思う!
現代でこそ“伏線”みたいな高等テクニックをいかに巧みに駆使するかが漫画家のテクニックのひとつとして考えられてたりするけど、この時代はそもそものコンセプト力も重視されている時代だった。
今は結構いろいろ“やりつくされてる感”があるんだけど、この時代はまだフロンティアだったんだね!
海藤ののような地味キャラが“力を持って試したくなった”といった理由から、主人公の前に立ちはだかる…といった展開も、当時はとても斬新だった覚えがあるかも?
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海藤優と南野秀一
盟王高校2-Cで蔵馬とは同級生であり、蔵馬をして「盟王高校始まって以来の秀才」と言わしめるほどの頭脳を持っているのが海藤の印象的な部分。
基本的には“自分ルール”を駆使して闘うことが出来るメリットがあるため、人によっては「海藤が最強」と主張してはばからないケースもある。
バトワンとしては海藤最強説には特に言及しないでおこうと思うけど、強力な能力であることは間違いないよね!
ハンターハンターの世界に迷い込んだかのような
暗黒武術会とか魔界トーナメント編は、王道のバトル漫画!って感じだったけど、仙水編に関しては、まさにハンターハンターの世界に迷い込んだかのような特別な面白さがあると思う。
迫力のある戦闘シーンが見たいのであれば暗黒武術会、テクニカルな頭脳戦を見たいなら仙水編がオススメかもしれない!
特に仙水編は今読み返しても念能力のような雰囲気が若干あって、かなり面白いと思うぞ!
まだ読んでない人はチェックだ!
時代を先取りしすぎた?
当時のことを思い出すと、少しこの時は冨樫先生が時代を先取りしすぎている感じはあったかもしれない。
当時は迫力満点の、シンプルな殴り合いのバトルに人気が集中していく傾向があったし、漫画を読む読者のレベルが今ほどに高くなかったと思う。
しかし、現代はワンピースとか僕のヒーローアカデミアをはじめとした、テクニカルかつ面白い名作が多々登場しているんだ。
これら名作の影響もあって、ようやく今になって読者の“漫画読解力”がアップしてきている印象を受けるんだよね。
もしかしたら冨樫先生はこの状況を予見していて、読者が伏線やトリッキーな戦い方に慣れ、読解力がある程度アップするまで、ハンターハンターを“寝かし熟成させておいた”のかもしれない!
ハンターハンターは休載していいる間、シンプル&単純なバトル漫画はある程度のパターンが出尽くしてきた感じ。
そろそろ読者達は“ありがちなバトル”に飽きを覚え、トリッキーでテクニカルな名作を求め始めるタイミングに差し掛かってきているはずだ!
そう考えると、これからの時代はハンターハンターが確固たる名作として、歴史に名を刻んでいく可能性が高い気がして仕方がない!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!