【紅葉の棋節】1話「桜散り紅葉舞う」感想&考察、将棋マンガだけどどうなるかな?

今回の巻頭カラーでスタートした将棋マンガ、紅葉の棋節。

せっかくの連載開始だから、バトワンなりの感想&考察を記しておこうと思うよ!

といってもこれはバトワン的には公平に考えて「流石にちょっと…」って感じだったかな…。ただ、絵柄はめっちゃ好き!

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1話「桜散り紅葉舞う」感想&考察、将棋マンガだけどどうなるかな?

将棋ブーム来てるっぽいからタイミング的にはバッチリ(?)だとは思うんだけど、今のところ紅葉の棋節の1話を読んだ感じ、良い印象はあんまりなかった。

でも“紅葉”という物悲しげな「秋の象徴」を主人公のシンボルにしたのはセンスを感じた部分かも!

少年漫画では憂鬱ばっか続いてたら燃えないわけだからそれなりに熱くしないといけないと思うんだけど、ここで紅葉のイメージを起用するのはギャップを生み出す良い効果が期待できるかもしれない!

また、少年漫画らしい赤でありながら少し特殊な“紅葉の赤”というのもオシャレ!

ただ、全体を通して4つほど“ひっかかるポイント”があったのは隠さずに告白しておきたいと思う。

まず、主人公の人物像がかなり情緒不安定気味で怖かったところ。

色々事情はあるんだと思うけど、この影響でだいぶ感情移入しにくかったかな…。


紅葉の棋節1話より引用 主人公の人物像がかなり情緒不安定気味で怖かった&感情移入しにくかった。

しかしともあれ、これはあくまで「バトワンと主人公・紅葉の波長が合ってないだけ」ってだけで、フラットに見てこういう主人公がいても良いと思う。ここは好みの問題かもね?

しかし、ここから先は特に引っかかる展開が目立った気がした…。

2つめに引っ掛かったのは以下のカット。


紅葉の棋節1話より引用 いきなりの超展開、現代漫画では「こんなこと起こる?」ってなりそう。

伝説と呼ばれた兄・桜の弟子であるプロ棋士・銀杏が突然に訪れてバスタオル一枚からのヒラリサービス。

その上でまさかの「弟子になれ」と迫ってくる展開。

この時点でかなり現実味が薄い展開になってしまっているような気がしたのはバトワンだけだろうか…。

どっちかというと「師匠に何度も断られながらも諦めずに懇願(こんがん)し、なんとか強引に弟子入りする」くらいのほうが説得力があったかもしれない…。

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舞い上がれ、オ・レ!

そして3つめに引っかかったのが以下の「舞い上がれ、オレ!」のシーン。

このシーンはみんなどういう感想を抱いたのかな?

バトワンはこれは「いくら中二病真っ盛りの思春期でも流石に…」という感想を抱いたかも。


紅葉の棋節1話より引用 「舞い上がれ、オレ!」のシーンにはかなりの疑問が残ってる…。

迫力はあった。画力も良くて演出も良かった。

でも、ここは「舞い上がれ、オレ!」じゃなかった気がするかな…。(主人公にとってあとあと黒歴史になりそうなフレーズ…。)

味気ない気がするけど、演出がよかったぶんシンプルに「これまでの全力をぶつける!!」くらいで充分だったと思う。

そして4番めに引っ掛かったのは以下のカット。


紅葉の棋節1話より引用 ええ?この人に?「この人の将棋に」じゃなくて?

1話の最後のほうで語られた上記のカット。

「俺はこの人に、こんなにも魅せられている…。」

ここに関しては「この人の将棋に魅せられている」じゃないと、誤解しちゃう人&混乱しちゃう人が出てきちゃいそうな予感。

恋愛主体ならそれでも良いかもしれないんだけど、これは作品的に「紅葉が熱い努力で成長していく物語」だよね?(恋愛メインじゃないよね?)

主人公がヒロインに恋心を抱くケースではハチワンダイバーとかあるけど…うーん。

紅葉の実力&将棋に対する向き合い方が違うから単純比較は出来ないと思うけど、紅葉は「恋心を原動力にしたらダメなタイプの主人公」のような気がするなぁ…。

まぁまぁともあれ、今回の1話はまだまだ序盤。

次回の2話が面白かったら考察は続けていくかもしれないけど、今のところは1話のみの予定で締めくくっておこうと思う!

画風も良かったし「熱い表現」はちょいちょい迫力のある演出が出来ている作品だったと思うから、バトワン的にはもう少し慎重な言葉選び&展開のナチュラルさがほしい気がする作品かも!

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