卑劣にて淫猥なる宦官、張譲。
今回は彼についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!
序盤のボスというか悪役のひとりで、もっと早くに戦った李烈と比べてかなり陰湿で腹立たしい男だった!
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張譲(ちょうじょう)の人物像についての考察、卑劣にて淫猥なる宦官の筆頭!
張譲の外見は以下のような感じ。
この場面は水晶を買い取って手懐けようとしているところで、かなり苛立ちながらページをめくっていたことを思い出す。
特に直前に曹操と水晶の“相思相愛”を見て応援したい気持ちになっていたから、張譲には「何してくれてんだコノヤロー!」みたいな気持ちフツフツと噴出しまくった!
蒼天航路・文庫版1巻より引用 水晶を買い取って手懐けようとする張譲…!
このあと張譲は水晶を散々な目に遭わせた挙げ句、返還を要求しに来た曹操を突っぱねたうえ、彼女を死に至らしめた。
少年漫画であれば水晶が救われるルートも自然なところなんだけど、どっちかというと青年漫画ってこともあってこのあたりはさらにリアリティ重視…って感じだったね…。
水晶の奪還は叶わず、この戦いは曹操にとっての手痛い敗戦となってしまった。
この時の戦いでの曹操の悲しみはとても深く、後に描かれる“宛城の戦い”と同じくらい強烈なショックを受けていたように思えるかな!
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張譲にトドメを刺したのは董卓だったっぽい!
張譲が処断されたシーンは描かれてないから実際にはよくわからないけど、おそらく彼は董卓によって始末された。
以下のカット前後の流れでは、董卓が明確にその意思表示をしてたし、これは間違いないと思う。
張譲も相当に権謀術数に長けた宦官ではあったものの、そんな彼を持ってして「無法のレベルを見誤らせる」ほどの董卓の暴虐っぷり。
ここはとても複雑な場面で、感覚としては「悪によって悪が討たれた」といった感じだったかな!
蒼天航路・文庫版3巻より引用 ここは「悪によって悪が討たれた」といった印象を受けた!
水晶を殺した相手なんだから、出来れば曹操orその周りの誰かによって張譲は始末したかった。
しかし現実はそう都合よく動いてくれるわけがなく、董卓によって手にかけられるほうが早かったようだ。
これはある意味では「張譲による勝ち逃げ」のような感覚にも陥る場面で、妙な歯がゆさを感じたことを覚えている!
数多くの智謀の士と戦い、また従えていった曹操だけど、全てが終わって振り返れば「張譲にはいいようにうやられてしまった」って感じがするのが口惜しいところだ!
最終的には張譲などには成し遂げられない偉業を成し遂げたので良かったけど、今でも蒼天航路を読み返すと張譲のくだりだけは悔しい思いをしながら読んでしまう自分がいる!
逆をいうと、この辺りのエピソードはそれだけ強く心に刻み込まれた、素晴らしい人間ドラマだったといえるんじゃないかな!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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