【蒼天航路】張魯(ちょうろ)の人物像考察、五斗米道の教祖にして優秀な指導者!

五斗米道の教祖にして優秀な指導者、張魯。

今回は蒼天航路における彼についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!

五斗米道というのは道教の教団なんだけど、曹操時代の最終盤まで生き残っていた時点で本当すごい!!

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張魯(ちょうろ)の人物像考察、五斗米道の教祖にして優秀な指導者!

蒼天航路における張魯の外見表現は以下のような感じ。(左側)

作中では教団ということもあり、なんとなく怪しげな雰囲気を持って描かれている感じだ。

親から「不老の性質」を授かって生まれてきた…と語っており、いかにもミステリアスな雰囲気が漂っている!

ちなみに以下のカット時点での張魯は年齢にして60才だったんだって!若い!!


蒼天航路・文庫版15巻より引用 蒼天航路における張魯の外見表現はこんな感じだった!

ストーリー内での張魯は曹操に降伏し、五斗米道の進行を魏の支柱にするよう求めた。

結果的にこの狙いは跳ね除けられてしまったけど、教祖としてはかなり有能な動きだったといえると思う!

あの手この手で権力に追いすがる人物が現れる中、五斗米道の張魯はこのような形で曹操に接したんだね!

ちなみにこういう迫り方であったから“こそ”、蒼天曹操に気に入られた…みたいなところもあるかもしれない!(蒼天曹操は媚びる相手とかが嫌いぽいし)

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あっさりと組み込まれてしまった張魯!

しかしそんな張魯だけれども、曹操にはその不思議な力は通じなかったようだ。

以下のカットではあっさりとそのミステリアスな力を振りほどかれ「手腕のみを買い上げる」と断言されてしまっている!

これは「さすがは曹操!」としか言いようのない場面かもしれないね。

逆に張魯は“この言葉を言わせた”という時点で充分によくやったといえるだろう!


蒼天航路・文庫版15巻より引用 張魯はアッサリ組み込まれてしまったものの、後に優遇されてたみたい!

青州黄巾党を味方に引き寄せ、ひとつの国を作る足がかりを得た曹操孟徳。

そんな百戦錬磨の相手に対して、怪しげな道術が通用するか?といわれれば、なかなか厳しいところがあっただろう。

しかしこの話を持ちかけた時点で張魯も、そのことは理解していたんじゃないかな?

その上で「魏国の支柱に」と申し出たのは、教義のことを思って…という側面もあると思うし、ついてきてくれている教徒のため…という側面もあったんだと思う。

実際に正史でも鎮南将軍の役割を与えられたうえ、その娘は曹操の息子のひとり(曹宇)に嫁ぐなど、なかなか優遇された対応をされていた様子。

蒼天航路内では以降張魯の出番は少なかったけど、歴史の背景への理解を深めながらこのエピソードを読むと、短いページ数でも色々なことが見えてきて面白いかも知れないね!!

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