神医とまで謳われた人物、華陀。
今回は蒼天航路における彼についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!
能力としては凄まじい医の才を持っていたものの、残念ながら儒者である側面が悪い方に働き、最後は処断されてしまった…!
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華陀(かだ)の人物像考察、神医とまで謳われるほどの人物!
蒼天航路における華陀の外見表現は以下のような感じ。
頭がポッコリと横に膨らんでいる感じの老人で、その眼光には深い知が宿る…って感じだ!
当時「法術・妖術」に近い雰囲気で解釈されていた医術という分野の学問を、曹操の前で披露した人物でもあるとされている!
曹操は「知らないことを知ること」が大好きな性格をしているから、当然これに飛びつかないわけがないよね…!
蒼天航路・文庫版13巻より引用 蒼天航路における華陀の外見表現はこんな感じだった!
蒼天航路における華陀の立ち位置はとても神妙。
この医の才が曹操の手に全て渡っていたとしたら、世の中はどう変わっていたんだろう?と心から思う。
そうでなくとも、曹操は「軍に医局を従軍させよう」とか、当時の社会通念からするとかなり革新的な計画に胸を踊らさせていた様子。
残念ながら彼の手に華陀の医学は全て渡ることはなかったけど、もしそんな世界線があるのなら、魏国はもっと早く三国を統一していたかも知れないね!
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蒼天航路における華陀の最後!
史実ではわからないけど、蒼天航路で華陀が曹操に渡したものは、その頭痛の処方のみだったのだそう。
これは「医者として患者に渡すもの」という意味だよね!!
それ以上の分野に組み込まれる「医術の何たるか」までは明かそうとしなかったみたいだ。
ここには華陀が医療を独占したい…みたいな感情よりも、彼が儒者であることが深く関係していると言えるだろう!
蒼天航路・文庫版14巻より引用 蒼天航路で華陀が曹操に渡したものは、その頭痛の処方のみだった!
儒者であることによって、華陀が曹操にわたすことを恐れた才。
このエピソードがあったからこそ、曹操の「求賢令(きゅうけんれい)」が発動されたとも言えると思う。
儒の教えがあった“から”こそ、曹操は医の才を手中に収め損ねた。
つまり、曹操にとって儒の思想は「才を閉ざす教え」だったのかもしれないね!
華陀を処断したことで“麻沸散”の開発方法は歴史の闇に消えてしまったようだけど、その他の医術の多くは体系的に進歩した様子。
華陀に突きつけた曹操の選択は峻厳すぎたような気もするけど、求賢令によって多くの才能が開花したことを思えば、求賢令のもたらした時代的インパクトは相当に大きかったことだろうね!
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