名門・袁家にありながら小物っぽさしか漂わない人物、袁術。
今回は彼について、またその周辺のエピソードについてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!
彼はもう何だろうね〜、猿だね猿!
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袁術の強さと人物像考察、あいつは猿だ!
蒼天袁術の外見表現は以下のような感じ。
玉璽を手にしたことを受けて自らを天子と名乗り、誰から見ても「それ駄目でしょ!」とわかるようなことをやってのけたのが彼という人物だね!
仮にあの袁紹であろうとも、同じ境遇に置かれたとしてこのようなことはしなかっただろう!
袁術の鈍感さと軽率さは、ある意味三国志ワールドの中でも群を抜いていると思う!
蒼天航路・文庫本5巻より引用 蒼天袁術の外見表現はこんな感じだった!
袁紹と袁術は同じ名門・袁家にありながら、ある意味では対極の考え方を持つ人物。
官渡の戦いで判明したけど、袁紹は「まず天子に相応しい自己を作ってから」天子になろうとした人物だ。
それに対して袁術は玉璽を手にするやいなや権力に取り憑かれ、おかしなことになってしまった。
最終的にはその軽率を荀彧に突かれて敗戦、さらには病気になって「はちみつが舐めたい」と言い残して死んでしまったのだという。
伝説的なエピソードを持つ群雄が際立つ蒼天の世界の中で、袁術はマイナスの輝きを放った数少ない群雄だといえよう!
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呂布にも「あいつは猿だ」といわれる始末!
蒼天航路における袁術は、あの呂布にすら「あいつは猿だ」といわれる始末。
うん、こればっかりは明らかに呂布の言う通り、全力で賛同せざるを得ない感じだったと思う。
呂布の感想はシンプルで素直なだけに、こういうケースだととてつもなく的を射る感じになってくるね!
蒼天航路・文庫本5巻より引用 蒼天袁術は呂布にも「あいつは猿だ」といわれる始末!
群雄割拠の三国志ワールドにおいて、上記カット(呂布)の時代背景は、まだまだ多くの人物が覇権を狙っていた時期でもある。
袁紹、曹操、劉備、孫策、袁術、呂布…以外にも、まだまだ数えれば多くの人物が中華の大乱を観察し、いつ戦に巻き込まれるかを考えながら、今後の身の振り方を考えていた時代だ。
正直なところ、そんな中で袁術の行動はかなり呑気(のんき)だったように思えてしまうところだよね!
曹操とか袁紹といった「明らかな強者」が割拠する中で、それに劣る力しか持たない袁術がこのような振る舞いを取る暗愚。
ライバルが自分より明らかに強い中でこのような行動を取るのは、現代社会においても“暴走行為”であり、好手になる確率よりも悪手になる確率のほうがかなり高いと思う。
袁術がもし本当に天下に覇を唱えるのなら、もっとやるべきことがあったような…。
しかしともあれ、そういうところにまで意識がまわらないこともまた、袁術の袁術たる所以なのかもしれない…!
そういった意味では、彼は彼らしい人生を全うしたといえると思うし、ある意味では幸せな人生だった(?)といえるのかもしれないね…!
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