【蒼天航路】諸葛亮の人物像考察、劉備を支える異形の才!

軍師というよりは妖術師のような怪しさをまとう諸葛亮公明という人物。

今回は蒼天航路における彼についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!

劉備たちを圧倒的に翻弄した諸葛亮だけど、曹操の前ではそれは通用しなかったようだ!

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諸葛亮の人物像考察、劉備を支える異形の才!

蒼天航路における諸葛亮の外見は以下のような感じ。

登場初期は淫猥な妖術師のイメージしかなかった彼だけど、劉備との出会いによって少しづつその性質にも変化があらわれてきたように思える。

蒼天諸葛亮は得体の知れない怪しさを身にまといながらも、世の中の事象を的確に言い当ててしまうような人物。

しかしそんな彼にも、曹操のことは理解しきれなかったみたいだ!!


蒼天航路・文庫版12巻より引用 蒼天航路における諸葛亮の外見表現はこんな感じだった!

上記のカットはまさに諸葛亮がそのことを自覚したシーンだといえる。

この時は常に飄々(ひょうひょう)としている諸葛亮がなんと、曹操に対して怒りの感情をむき出しにしている!

知で物事を測る軍師という生き物をして、この激昂は相当に大きな意味を持っていそうな感じがするかも!

「曹操にとって諸葛亮は存在していないのも同じ」

この事実を知って、彼は「穢(けが)された」とすら感じてしまったようだった。

うーん、本当にすごい深い表現が連発されてくるなぁ、蒼天航路は!!

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曹操にとって諸葛亮は存在していないのも同じ!

天下のことを語ることができない民衆には、諸葛亮は「見えない存在」なのだという。

曹操は天下を語るが、彼の語る天下とは諸葛亮の語るそれとは対極にあるっぽい感じだった。

ここ表現が難しくて理解しきれているか怪しいんだけど、曹操にとって「戦争や政治をすること」は、呼吸と同じ日々の営みとなっている。

天下にとって特別な憧れなどもなく、ただ興味の赴くままに日々を暮らしている。

このことが、諸葛亮が曹操に「見えない」という現象を引き起こしている気がするかな!


蒼天航路・文庫版12巻より引用 曹操は天下にとって特別な憧れなどもなく、ただ興味の赴くままに日々を暮らしているように見える!

いつしか曹操は天下とか天命という言葉を口にしなくなった。

この言葉を口にしているうちはまだ「天下に対する憧れ」があったんだと思う。

逆をいうと、この言葉を口にしなくなった辺りから「天下が自分の庭になった」って感じなんじゃないいかなー?

軍略・計略における智謀は諸葛亮も相当だとは思うけど、こういう“心の境地”は、その人だからこそ達しうるもの。

そういうところに2人の対比がガッツリと描かれているような気がするかも!!

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