人気漫画「進撃の巨人」で描かれるグロテスクで美しい世界観。
その謎のひとつに「なぜ巨人は人間を食べるのか?」というものがあります。
意思を持った知性巨人は人間をあえて捕食せず、知性を持たない普通の巨人は人間を捕食しようとする行動パターンもその特徴のひとつ。
今回は巨人が人間を食べる理由、その目的について考察を深めていきます。
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知性巨人は人間を食べない
作中で登場する知性巨人は合計8体。
エレン、アニ、ライナー、ベルトルト、ユミル、フリーダ、グリシャ、獣の巨人。
彼らは共通して「人間を食べない」という特徴を持っています。
少なくともその「欲求」がコントロールできている。
これはその他一般の巨人たちと全く違う思考パターンの元行動しているということを表しています。
巨人はなぜ人間を食べるのか?
人間を捕食する巨人たちですが、それらが特別「栄養を補給するため」の捕食ではないことは、作中で既に明らかに鳴っています。
ハンジたちの研究によると、「巨人には消化器官が存在せず、満腹になると腹の中のものを吐き出してしまい、無残な残骸のカタマリだけが残る」とのこと。
そして腹の中が空っぽになるとまた捕食を開始する‥といった無限ループの中を生きている…といったメカニズムのようです。
そして、人間以外の動物は食さず、人間だけを狙うのもまた大きな特徴のひとつといえます。
彼等は「人間を狙うように」プログラムされている…マインドコントロールされているといった印象を受けてしまいますよね。
エレン・アニ・ライナーなどの変身する巨人の存在を確認する限り、通常の巨人もまた人間が変身してその形に変貌したと考えるのが最もナチュラルだといえるでしょう。
だとすれば、巨人そのものが「人間を巨人に変える実験の副産物」であると考えるのが打倒だといえます。
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「兵器」としての巨人の存在価値
グリシャ、フリーダ、そしてエレンなどのエピソードを確認すると、彼等が巨人化することが出来るようになったのは「後天的」なものであることは明白です。
普通の人間として生まれ、育ち、そして「あるタイミング」において巨人化することが出来るようになった。
そう、それが例の注射ですね。
注射器で注入された「薬品」が、人間を兵器として活用するための薬品であったとするならば、巨人が人間を食す理由にも納得がいくというものです。
薬品の効果・効能はいかに?
進撃の巨人は「全てを明らかにしない」といった点で、非常に奥ゆかしい部分があります。
薬品の効果・効能に関する謎も、そのひとつではないでしょうか。
バトワンの考えるこの「薬品」の効能と、その存在価値、作られた目的はこうです。
おおよそこのような感じの流れが、巨人化の薬品の背後に隠されているんじゃないかと思うんですよね。
そして、人間を食べているのは「兵士型の巨人」なんでしょうね。
もしかしたら薬品の開発者は必ずしも、兵士型の巨人に「人間を捕食する」といった修正を持たせようとしたわけではないかもしれません。
指揮官型の巨人を作るプロセスにおいて、副産物的に兵士型の巨人が生まれてしまったという可能性もあります。
このあたりの詳細は闇に包まれていますが、兵士タイプの巨人が人間を捕食するのにはきっと目的などなく、薬品によって与えられた影響によって、自我をなくした結果。
あるいは「目的」ではなく「プログラム」として、そう設定されているだけなのかもしれませんね!
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