3回にもわたる黒死牟の走馬灯。
長いようにも感じるけれども、彼の存在は鬼滅の刃ワールドに多大なる影響を持っているため納得できる表現だ。
ということで今回は以下、彼の走馬灯と人間時代の人生について触れていきたい!
【スポンサーリンク】
178話ネタバレ確定感想&考察、ついに黒死牟散る!![→179話]
前話の時点で、彼が縁壱に大きな憧れと嫉妬を抱いていたことがわかった。
天賦の才を持っていた縁壱に対し、凡才しか持ち得なかった厳勝。
この2人の剣の才覚は雲泥の差で、彼は以下のように思ったのだそう。
確かに彼からしてみればそうだ、この世の理を壊したような存在が、縁壱だったのだろう。
鬼滅の刃178話より引用 この世の理を壊したような存在が、縁壱だったのだろう!
こと「剣」という一分野において、縁壱と厳勝の差は大きく開いた。
縁壱はたしかにずば抜けた才能を持っていただろうけど、剣以外の部分に関してはそこまで大きく他人と変わらない。
むしろとても優しくて良い子だったはずなんだよね。
ただ、厳勝の憧れと与えられた才覚の間にギャップがありすぎたため、今回の悲劇が起こったのだろう…。
で、以下が人間時代の厳勝の記憶のひとつ。これは屈辱だろうね?
鬼滅の刃178話より引用 人間時代の厳勝の記憶のひとつ。これは屈辱だろうね?
目の前に現る異形の者たちを圧倒的な力で切り伏せてしまう縁壱。
その実力を目の前にした時、厳勝は再び強い嫉妬に見舞われた。
知らなければ幸せな存在がそこにあった。
これはある意味非常に無情な表現だったともいえるだろう!
【スポンサーリンク】
迫る鬼舞辻と残った笛!
で、後半では鬼舞辻と厳勝の接触を絡めて描かれることに。
厳勝のように嫉妬に狂う実力者は、鬼舞辻にとって最高の媒体。
利害が一致してしまうことが判明したら、彼が黒死牟になってしまうことは必然でもあったはずだ。
しかしここは実は、鬼舞辻よりも以下のカットに重みがあったと思う。
これは最後の最後、黒死牟が散ったあと。
「私は何のために生まれてきたのだ」という言葉に対して、その場に残された笛。
優しさ、戯れ。
どちらからきたものかはわからない(その両方かもしれない)そんな感情。
それが散りゆく黒死牟には感知できない…というのが儚すぎる!!
鬼滅の刃178話より引用 最後に残ったのは笛!
強い思いを残しながら、その場に最後に残ったのはあの時渡した笛。
あぁ、目の前にあるんだきっと、生まれてきた意味は。
鬼になり何百年の年月を生き、6つの目を手にしても見えなかったもの。
いや、違う。
彼に関しては「生まれた意味と生きる目的が一致しなかった」…って感じだろうか?
鬼によっては許せない者も上弦にはいたけど、黒死牟の悲劇は非常に孤独で寂しいものだったように思う…!
せめて黄泉の国では彼の心の乾きが少しでも満たされますように・・・!
【スポンサーリンク】
バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!