繭(まゆ)はバトワン的にはけっこう“王道ヒロイン”って感じの人物。
小瑠璃やのばらと仲良しだった彼女だけど、きっと彼女は未来へも行くものだと思っていた。
しかし、こんな結末が彼女に舞っていようとは…。
今でも彼女の死が悔やまれてならない…!!
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繭(まゆ)の人物像考察、小瑠璃の翼に想いを乗せて。
彼女は死んだ。
彼女は施設による過酷な“テスト”の脱落者だ。
普通に生まれて普通に育っていたら、普通に生きて普通に恋愛をして…という感じの女性だっただけに、超可哀想だったよね。
7SEEDS(セブンシーズ)8巻より引用 涙を流しているほうの人物が繭(まゆ)!
彼女は坑道の崩落によって腰から下を岩石に押し潰されてしまった。
上記カットで隣にいるのは“雹(ひょう)”という人物。
彼のこともまた別のページで考察するけど、悪いやつじゃない…と思う。
繭は別に雹が好きだったわけじゃないけど“最後の時”に独りじゃなかったことを“救い”のように受け止めたみたいだ。
きっとまだまだやりたいことも沢山あったことだろう。
彼女のようにまだまだ未来がある若者がこのような形で命を落とさなくてはならなくなるようなテスト…。
いくら“計画”のためだとはいえ、これには倫理性の部分で未だに多くの疑問が残る。
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繭の最後について。
以下のカットは繭の最後のシーンだ。
岩盤に腰から下を全て潰され、痛みも感じなくなってしまった。
そんな中でも“鏡を使ったモールス信号”を小瑠璃に送り、彼女を勇気づけようとしたんだ。
自分の命が間もなく失われることに気付いていたこともあったとはいえ、彼女は本当に優しい人だったんだね。
7SEEDS(セブンシーズ)8巻より引用 繭は願いを込めて鏡を使ったモールス信号を送った!
グライダーで駆けつけた小瑠璃もこの状況を見て心に大きな傷を負っていた。
彼女にとって小瑠璃とはどのような存在なんだろうか。
繭は最後に小瑠璃に対して以下のような印象を抱いている。
7SEEDS(セブンシーズ)8巻より引用 繭が小瑠璃に対して抱いていたこと。心理描写が巧み!
薄れ行く意識の中で流した涙。
涙の意味も今となっては問うことが出来ないけど、彼女は朦朧(もうろう)とした意識の中で、小瑠璃が羽ばたく姿を見ていたんだろう。
施設で育ってきたメンバーたちは外界とは隔離されていた感じだし、仲間という側面とは別に“兄弟・姉妹”みたいな感覚もあったと思う。
繭(まゆ)的には小瑠璃は“可愛い妹”みたいな感じだったのかな。
彼女の死を乗り越えて小瑠璃は確かに強くなったとは思うけど、この死はそれに相応しい対価だったのだろうか。
本来ならば彼女もまた未来へ行ける水準には達していたであろうだけに、その死が悼まれてならない。
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