社会の歯車、理不尽の雨!
屋上へ駆け上がっていった朱梨を追いかけた紅童。
大人党が作った社会は極端なまでに子供に厳しく、まるでカースト制を思わせるほど理不尽なものだ。
ちょうど屋上の転校も雨、まるで訪れる理不尽を象徴しているかのようだ!
雨に濡れながら泣いている朱梨の元に駆けつける紅童とのやりとりも、実はかなり鮮烈。
特に朱梨のキャラクターが際立っていて、彼女がいかに素晴らしいヒロインであるかを思い知らされた!
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ようやく本当の気持ちを言えた2人!
第1話の時点で明らかではあったけど、2人は両思いだった。
でも、問題は“両思いかどうか”じゃなくて。
あまりに理不尽に訪れてしまった“転校”というイベントと、互いが「気持ちを確かめる」というプロセスの絡め方が壮絶極まりなかった点に注目したい!
U19・2話より引用 全力で思いを伝える紅童!
降りしきる雨の中、突然の転校というショックを受けている朱梨に対して思いを伝える紅童。
紅童にとっては「ガチで今を逃すわけにはいかない」って感じだったと思うし、朱梨にとっては最もキッツいタイミングだったと思う。
大人たちの勝手な都合で、強引に追いやられてしまったシチュエーションの中、紅童にはこうやって伝えるしか選択肢がなくなっていたんだ。
そして、朱梨のリアクションはというと…!
U19・2話より引用 朱梨のリアクションが凄いよね、感情描写が巧み!
「何でいまさら…そんなこと言うのさ…!!」
両思いでした良かったね、では済まされない、絞り出されたような苦しい思い。
このワンフレーズに今回の2話の全てが詰まっているといえるかもしれない!
あとさり気ない部分かもしれないけど、語尾が「〜さ」でシメられているのも、リアリティを増す表現技法なんじゃないかな!
「〜だってばよ!」みたいな口癖っぽく連打されたら嫌だけど、普通の会話の中で偶発的に時折差し込まれるくらい…って設定ならば、この表現に到達したのは驚くべきことだと思う!
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そして物語は展開していく…!!
そして物語は展開していく。
雨の中、思いを確認し抱き合う二人だけど、その時間は長くは続かない。
というか“対策を考える暇”すら与えてくれないって感じだ!
U19・2話より引用 雨の中抱き合う2人だけど、その時間は長く続かない!
そう、現実は理不尽なんだ。
いつも必ずしも、全て自分に都合よくコトが運んでくれるとは限らない。
2人は会話もままならないままだったのに、そこに“大人党の恵比須(えびす)”が現れる。しかもヘリで!
U19・2話より引用 現れる恵比須(えびす)、もう見るからに悪役顔!
あまりにも解りやすい“悪役登場”ではあるんだけど、シチュエーションがシチュエーションなだけに、かなり適切な表現…って感じだよね!
で、最終盤ではこの恵比須の“本性”が露骨なまでに表現されることとなる!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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