前半の時点でもすでに相当な心理的ショックを受けてしまうのが普通。
気の弱い人だったらその場でぶっ倒れてしまってたかもしれない。
「みんな呼吸をゆっくり!」的な感じで指示を出した藤子のファインプレーが良い感じだった!
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混乱する花の次の行動は…?
嵐と最初にデートをした思い出の場所、横浜。
辿り着いてみるとそこは完全なる廃墟と化していた。
とても人が住めるような状況じゃない…って感じだよね。
で、その横浜を見た時の花のリアクションはというと…。
7SEEDS(セブンシーズ)3巻より引用 崩れ落ち藤子にしがみつく花!
この時のショックはぶっちゃけ計り知れないことだろう。
「信じるわけにはいかない」と心に決めていた現実も、さすがにここまで明らかな真実を突きつけられたら受け入れざるを得ない。
しばしば人は“現実に耐えられない”という状況に陥ることがあるけど、これはその典型かもね。
で、花の次の行動はというと…。
7SEEDS(セブンシーズ)3巻より引用 都内を確認しに行こうとする花!
この時点でも日本に壊滅的な打撃があったことは明らか。
そして、それから遥かな年月が経過していることも確実だ。
しかしそれでも花は“都内”を確認しに行こうとした。
都内だけが無事ってことはありえないと思うから、都内の状況を確認することは花にとって“現実を受け入れるための大切な儀式”みたいな感じだったのかもしれない…!!
自分の住んでいた世田谷、通っていた学校がある新宿を目指す。
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新宿の実情、花の感情。
この時点でも相当に精神はズタボロのはず。
でも、花は勇気を持って都内を確認することを決断した。
都内も崩壊していることは想定出来ていただろうから、本人としてはただただ“確認したい”って感じだったのかも。
また、このような切迫した状況だからか、あらゆることが絶望的に見えているようだった。
7SEEDS(セブンシーズ)3巻より引用 今の状況を分析する花の様子!
髪の毛や肌を気にする花。
嵐と過ごしてきた幸せなあの日が脳裏をかすめる。
女性としてはやっぱり“美しさ”というのはひとつの“自分を測るファクター”だと思うし、上記のカットのような感覚を覚えるのは納得だ。
ってか、女性作者ならではの表現方法…って感じかもしれない!心理描写が巧み!
崩壊した新宿の摩天楼…!
で、そんなこんなで花は新宿へと辿り着く。
予想していたとおりだと思うし、当然かも知れない。
それでも、水没した新宿の町並みは、花の時代と比較して変わり果てたものになっていた…!
7SEEDS(セブンシーズ)7巻より引用 崩壊した新宿の摩天楼
細かくは描かれてないけど「あそこにカラ館があって、あそこを曲がれば学校で…」的なこととかも一気にフラッシュバックしたに違いない!
というか、彼女がずっと暮らしてきた“あの時代”の記憶は無数にあるんだ。
この風景は、それらの幸せな記憶を一撃で全て否定してしまうような“決定的な痛み”なんじゃないかな。
今回のエピソードはここまでだけど、このエピソードは田村先生の心理描写の巧みさが伝わってくる一話だと思う!!
今後のセブンシーズにも期待したい!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!