前回のエピソードでは、ヒットアンドアウェイで戦うクロロに対して、ヒソカがバンジーガムを発動し、成人男性の頭部をブチ当てることで反撃する流れとなり終わった。
で、今回はその続きから。
少し分かりにくいところもあったと思うし、解説&説明しながら考察していこうと思うぞ!
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354話「頭部」ネタバレ確定感想&考察・解説!
バンジーガムで男性の頭部を引きよせ、クロロの顔面に直撃させる。
成人男性の頭の重さはボーリング球くらいの重さがあるみたいで、それが高速でクロロの顔面にブチ当たったわけだね。痛そう!
でそんな強烈な反撃を受けたのにも関わらず、本を離さないクロロに対してヒソカは驚きの声を上げる。
ハンターハンター354話より引用 本を離さないクロロに対して驚くヒソカ!
前回のエピソードを見てもわかると思うけど、この時点のクロロはおそらく“本物”。
クロロは操作した人間を使って人垣を作り、その背後を立ちまわる。
ハンターハンター354話より引用 冷静に人形を壊していくヒソカ!さすが!
人垣をひとつづつ破壊し、クロロへの接近を試みるヒソカ。
確かにヒソカの立場になってみれば、現時点ではこれが最有力の手段だよね!
クロロは操作している人形を使用し“数の暴力”でヒソカに殺到、本人は人混みに紛れ、姿をくらます。
で、注意したいのは“ここまでが本物のクロロ”ってことだよね。
要は“オーダースタンプ+ギャラリーフェイク”の組合せだった、ってことだね!
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ミスリードと番いの破壊者
で、後に明らかにされるから先に言っちゃうけど、ここから先クロロは“偽物のクロロ”を操作して立ち回っていくことになる。
色々描写はあったけど、要約するとヒソカは“床に仕掛けたゴム”を利用して逃げ惑う観客を偽クロロにブチ当て、その際にその足にバンジーガムを忍ばせた…って感じ。
ハンターハンター354話より引用 偽クロロの足にバンジーガム!
この時点でヒソカは相手が偽物だとは気付いておらず、これが決定打になったと感じたはずだ!
このままゴムを引き寄せ、偽クロロにトドメを刺す!
ハンターハンター354話より引用 トドメを刺された偽クロロ。
上記カットでヒソカは一瞬“勝った”と思ったかもしれない。
しかしその期待は次の瞬間裏切られることになる。
ヒソカがクロロだと思って攻撃した相手は、コンバートハンズによって生み出された偽物だったんだ!
ハンターハンター354話より引用 倒したクロロが偽物だったと気付くヒソカ
ここでヒソカがクロロのミスリードに気付くことになったわけだね。
基本的にクロロが操作するパターンとしては以下の2種類。
要するに、ヒソカはずっとパターン1だと思って行動していたんだね。
読み返せばどうやら、ヒソカの読みはパターン1に偏ってた傾向があった。
というのも、ヒソカがずっと使っていた“人形の頭部”はギャラリーフェイクによって作られたコピーであり、それが機能している以上“クロロはギャラリーフェイクを解除していない”と判断するのはとても自然。
逆をいうと、ヒソカは戦い方を選択することによって、クロロに“ギャラリーフェイクを使用する前提での行動”を迫っていたことになる。
ここまでは本当「さすがヒソカ」って感じだったんだけど、ひとつ見落とした合った見たいんなんだよね。
番いの破壊者(サンアンドムーン)の、見落としがちな二次効果
“番いの破壊者”の能力である、“本を閉じても本を消しても、人形が消えない”という部分に、ヒソカの見落としがあった。
番いの破壊者は攻撃用って印象があったけど、実は“ギャラリーフェイクで生み出した人形を、ギャラリーフェイクを解除した後も機能するように出来る”という利点がデカかったみたいだ!
つまり、クロロのやったことを時系列順に並べていくと、以下のような感じになると思う。
クロロは巧みに番いの破壊者を“爆破攻撃用”と認識させたんだねきっと。
で、ヒソカはそれをそのまま信じてしまった。
確かに爆破攻撃も出来るんだけど、クロロとしては“消えないように加工する用”に、番いの破壊者を使用していたんだね!
幾重にも張り巡らされた知略戦がかなりヒートアップしてきているハンターハンター。
完全に姿をくらましたクロロに対して、ヒソカはどのように対抗していくんだろう!
以降の戦いっぷりが楽しみで仕方ない!
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