当初は夢のような世界として描かれていたホールケーキアイランド。
しかしその深部に足を踏み入れるにつれて、そのファンシーな雰囲気はおどろおどろしく変貌していった。
いや、取り巻くフィールドは同じでも、そこで渦巻く人間ドラマがドロドロしてる…って感じかな?
今回は謎のまま残っている“彼女達のこと”について触れていこう!
自分で書いていてアレなんだけど“最後の数行”にたどり着いた時、かなりゾクっとしてしまった!
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「あなたに魂を捧げます」自分からソウルを差し出す対価って何だろう?
バトワンがかなり前から提示してきた“ユメユメの実仮説”は、ソルソルの実の登場によってハズレが確定してる。
でも、やってることはソレに近い感じがプンプンしているよね!
行列を作り、自分たちからソウルを捧げに行く人々。
彼女達はそれにどのような対価を求めているんだろう?
ワンピース83巻より引用 彼女達はどのような対価を求めているんだろう?
非常に満足気な表情で魂を捧げる女性。
普通の価値観ならば「魂(寿命)を捧げるくらいなら、ここを離れたほうがいい」と考えるのが自然。
でも、この満足気な感じからは、この価値観が逆転している雰囲気を感じてしまう!
以下のカットでもそう。
ワンピース835話より引用 みんなめっちゃ落ち着いて寿命を捧げている!
みんなめっちゃ落ち着いて列をなし、寿命を捧げることを“自ら選択”しているんだ。
これはつまり上記の価値観が壊れていることを意味しているんじゃないかな?
彼・彼女らが操り人形でもない限り「ここを離れるくらいなら魂(寿命)を捧げたほうがいい」という価値観を持っているんだろうね。
このように心理誘導するためにはどのような手段があり得るんだろう?
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「わかりやすい幸せ」をエサに閉じ込める手法!
ここを離れるくらいなら魂(寿命)を捧げたほうがいい…と思わせる。
この方法はとても難しいことだと思うんだけど、これまでの情報を踏まえるとバトワンには今のところ1種類しか思いつかない。
それは以下のカットに基づいてる。
ワンピース827話より引用 「わかりやすい幸せ」をエサに閉じ込める手法こそが「夢の国」なんじゃ?
たとえばどうだろう。
上記カットのような“夢の町”を作り出すことは、イコールで“わかりやすい幸せ”で人々の心を束縛するエサなんじゃないだろうか?
チョコで出来た町、みんな仲良し。差別なんてない。
毎日幸せで楽しくてたまらない夢の町。
そんな町に住み続ける権利は、なんと魂(寿命)の一部を捧げるだけで簡単ラクチン。
他の土地で生きていくと辛いことばかりだよ?
辛い土地でダラダラと生きていくのと、トットランドのような幸せ溢れる土地で毎日を楽しく生きていくのどっちがいい?
ビッグマムがトットランドを通して人々に突きつけているのは、こういう選択肢なんじゃないだろうか?
人々は選ぶ権利を与えられてしまった。
- 苦しみ悲しみ溢れる世界で、苦悩しながらも生きていく生き方
- 楽しいこと嬉しいことしか存在しない御伽話のような世界で、毎日ハッピーに生きていく生き方
人間とは何か?とか自由とは何か?といったテーゼを問いながら生きている人間ばかりじゃないんだ。
目も背けたくなるような現実に打ちひしがれてしまっている人だっていると思うし、そういう人にとってはこの場所は“救い”なのかもしれない…。
ワンピース845話より引用 救い。これはキーワードかもしれない。
徹底的な絶望を与え、そこに救世主のように手を差し伸べる。
人間を屈服させるための常套手段…。
もしかして、何もかもがビッグマムのシナリオ通りに動かされているんだろうか?
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!