嵐の中で拾われてきた2人の赤子。
それがナミとノジコで、今でもその出生の秘密は明らかにされていない。
今回は彼女たちを助けてくれたベルメールさんにフォーカスを当てながら、ナミの過去について掘り下げてみたい。
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ベルメールの記憶、または嵐の中で拾った命について。
最後の最後、ベルメールさんはアーロンに命を奪われてしまった。
眉間に一発、ナミはこれが夢であればいいと何度思ったことだろう。
漫画だから読み取るのは難しいけど、ナミの記憶に寄り添えば、鳴り響く銃声と火薬の臭いが鮮烈に記憶に焼き付けられているはずだ。
ワンピース9巻より引用 ベルメールさんの外見はこんな感じ!
銃口を突きつけられたベルメールさんは微動にもせず。
これは“守るもののある女”の強さなのかもしれない。
これほどまでに芯の強い人が、グランドラインを含めてもどれくらい存在するだろうか?
振り返れば彼女がナミとノジコを拾ってきたのはある“嵐の夜”なんだという。
当時のナミは2才、ノジコは3歳であるとされている。
ワンピース9巻より引用 この時ノジコは3才、ナミは2才とされている
どのようなプロセスがあってベルメールさんが彼女らを拾ってきたのかはわからない。
でも、少なくともナミとノジコは似ても似つかない外見的特徴を備えており、同じ親の元で生まれた子ではないことは確かだ。
単純に“捨て子として拾った”だけなのだろうか?
それとも何かしら深いドラマがあって、その結果ベルメールさんが預かってきた…みたいなプロセスがあるのだろうか。
ちなみに、彼女らが生まれた年はハンコック・マリーゴールド・サンダーソニアが天竜人の奴隷にされたのと同じ年であるとされている。
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血よりも深い絆を持っている!
ナミとノジコの2人には“血よりも深い絆”があるのだという。
これがあくまで比喩であり、ベルメールさんによって育てられた“家族以上の家族”的なアレなのか、それとも“もっと具体的なもの”なのかは未だ不明だよね。
ワンピース9巻より引用 2人には血よりも深い絆がある!
“血筋を越える絆”と聞くと、どうしても“Dの一族”を想起してしまう。
ナミとウソップはまだフルネームが明かされていないし、だからこそ、ここは一層勘ぐりたくなってしまうところかもしれないね!
君を忘れない
ベルメールさんの死は、幼いナミにとっては特に衝撃的なものだっただろう。
この時の心の傷が今でも残っているのは間違いないと思うけど、それでもナミが前向きにがんばれていたのは凄いことだ。
ワンピース世界の女性…少なくともルフィに深く関わっている人物には、このような境遇を越えてきている人物が多い。
ロビンとかしらほしとかね。
ワンピース9巻より引用 ベルメールさんの最後の言葉!
この時の一件があったからこそ、ナミはそれを乗り越えて成長してこれたことは明らか。
でも、アーロンさえいなければ、今もベルメールさんとノジコと3人でみかんを育てて幸せに暮らしていたかもしれない。
過去を悔やんでも仕方ないとは思うけど、ここはナミにとっての大きな“運命の分岐点”だっただろうね!
これがなかったら今は無かったと思うし、物語は全然違う方向に収束していったと思う。
◯【ワンピース】捨てたもんじゃない未来へ。ひとつなぎで作られる「自分」という存在!
ナミの進んできた道程が“最善の道”だったかどうかはわからない。
でも、少なくとも彼女が歩んできた道に、後悔は残っていないんじゃないかな。
ナミにとって生涯忘れられない大切な人、ベルメール。
ルフィ達との記憶と同じくらい、ベルメールさんとの思い出は、彼女にとってかけがえの無いものであることは疑いようのない事実だ。
グランドラインを一周して世界地図を描き切ったあかつきには、きっとベルメールさんの墓に“歩んだ道のり”を報告しに行くんだろう。
その日にもう一度、ナミが“悪い旅じゃなかった”と思えるように今後も祈りながら見守っていきたい。
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