今回も相変わらずの横暴で、強烈なヘイトを集めたチャルロス聖。
もちろんバトワンも彼についてはだいぶイラっときたんだけど、ここはフェアな視点でその存在について考えていきたい!
どうも特殊だよね、チャルロス聖は。天竜人の中でもかなりクレイジーな部類に入る人物っぽい印象を受けるかも。
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権力が生んだバケモノ、天竜人チャルロス聖について思うこと!
今回のチャルロス聖の様子は以下のような感じだった。
906話にて「特大の人魚」としてしらほしを観察していた彼だけど、やはり乱暴な行為に移行したね…。
しかしともあれ、チャルロスの行動は天竜人から見ても「何やってんくれてんだ!」って感じのアレだったと思う。(理由はミョスガルド聖の件も含むけど、それ以外にも。後述。)
ワンピース907話より引用 しらほしを強引に拉致しペット化しようとするチャルロス!
巨体を誇る奴隷を使い、相対的に力の弱いしらほしを暴力でマウント。
背後から全身を押し倒すようにしてのしかかり、動けないように拘束しようとした。(下手したらケガしてるぞコレ…)
アホな顔をしているからピンと来にくいけど、これはかなり“歪んだ精神”を持っていないと出来ない所業だよね。(サイコパスというか利己的というか)
相手が魚人だろうが何だろうがお構いなしで「自分のやりたいようにやる」という彼のスタンス。
「歪んだ自由の体現者」というか何というか、逆にここまでの暴虐に踏み切れるのもまた、ひとつの才能(言葉選びが不適切だけど、他の表現が難しい)かのように思えてきた。
チャルロスはまさに、権力が生んだバケモノ…って感じだよね!
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常識的な天竜人について!
今回の907話を読んでみてわかったこと。
それは「私たちはまだ天竜人をよく知らない」という確固たる事実だ!
◯【ワンピース】伏せられた「知らない」ということ、必ず重要になってくる概念なはず!
これまではチャルロス聖などの横暴な側面だけを見て、天竜人の全てをほぼ無条件に近い形で悪だと決めつけてきた。
もちろんそういう側面も強い(というか実際にほぼそうなんだと思う)けど、この判断には多くのバイアス(思い込み効果)がかかっている。
中には以下のミョスガルド聖のように、わりとマトモっぽい(知性を感じさせる)天竜人もいるんだ。
ワンピース907話より引用 ミョスガルド聖はわりとまともな価値観に至っていそう?
また、彼以外では天竜人の最高位であるとされる五老星もまた“正常な神経”を持っている印象を受けるところ。(価値観は違えど、最低限の対話は通じそうな印象)
※備考:ミョスガルド個人については別のページで触れていこうと思ってるよ!
このことを踏まえると、むしろ天竜人の中でも「チャルロス聖だけが突出して異常」という見方が出来るところもある!
何より、魚人島が世界会議参加の最終許可を得るためには、おそらく五老星の認可が必要だったはずなんだ。
そんな難しい経緯を辿ってきた魚人島陣営&人魚姫を相手にして、ここまで気軽に悪事を働ける圧倒的無計画さ。
この無計画さは現場に居合わせた者たちだけでなく、魚人島相手に何らかの外交を仕掛けようとしていた人物にも冷や汗をかかせたんじゃないだろうか?
はたして“天竜人”が全体的に悪に染まっているのか、それとも“チャルロス聖”だけがずば抜けてオカシイ奴なのか。
読者としては天竜人が魚人に対して差別の視線を向けるのと同じように、天竜人に差別の視線を向けたくなる気持ちを堪(こら)えつつ、状況を冷静に分析していく力が問われてくる感じなんじゃないかな!
今後のシナリオ(特にマリージョア&世界会議のエピソード)が描かれている間は、もう一度“天竜人”という人々をしっかりと観察し、その本懐がどこにあるのかを見極めていかないといけない感じだね!
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