燃えゆく城を前にして立ち尽くす5人の影。
彼らにとってこの光景は非常に苦しい場面であり、絶望に胸をかきむしられていたはずだ!
ワノ国に起こった悲劇が見えてきたことで少しづつ心理考察もしやすくなってきたし、今回は錦えもん達の心情に思いを走らせてみたいと思うよ!
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燃えゆく城と立ち尽くす影、錦えもんたちの無念について!!
カイドウの手がまわり、壊滅状態に追い込まれてしまったおでん城。
自分達が愛し守り抜いてきた九里の城が燃えゆく様子をただ見守るしか出来ない錦えもん達の気持ちはどうだっただろう!
当時のおでん城は彼らにとって「実家」のようなものでもあり、仲間と共に笑いあった「思い出の場所」でもあったはず。
具体的には、偉大なる豪傑・おでん様に忠義を尽くした日々とか、モモの助が生まれた時のこととか…そういう記憶が火の手と共に燃えていく…って状況なんだ。
錦えもん達の心に寄り添って考えるなら、これは相当につらいことだよね…!
ワンピース920話より引用 カイドウの手がしっかり回ってしまったのが20年前ってことなのかな?
世の中には「取り返しの付かないこと」が存在する。
まだまだ完全には錦えもんたちに感情移入しきれてないところがあるんだけど、上記のカットは相当に心中がザワついていたにちがいないところだ!
「おい、なんでだよ!大切な場所なんだからやめてくれよ!」
上記カットはまさにそういう感情に支配されやすい場面だと思うし、軽いパニックにもなりやすいシーンだと思う。
そんな中で、城内に虜のされた“わずかな可能性”として、彼らはトキ様、日和様、モモの助の3人の姿を探すべく燃える城内に入っていった…って感じなんだろう。
今この場に辿り着いたのなら城内の情報も乏しいわけだし、この状況から城内に飛び込んでいった錦えもんたちの勇猛さ&忠義心は相当なものだね!
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過去は取り戻せなくとも、未来は変えられる!
城内に飛び込んだは良いものの、トキ様はこの時代に残る事を決断していた様子。
この時代、この場所にこのまま残るということは即ち、おでん城と共にその生涯の幕を閉じるという覚悟をしている…ということだ。
過去の時代からやってきて、未来へ未来へと旅をしてきたとされるトキ様が自ら選んだ終着点。
以前の考察でも触れたように「未来へ旅をすること」自体が相当な覚悟を要することだと思う。
そんな重い覚悟を持って生きてきた彼女が、それを更に上回る覚悟で「この時代に残ること」を決断した。
トキ様にとってこの時代がかけがえのないものであることは既出の要素だけでもわかるけど、その理解にはさらに一段奥、二段奥の解釈が存在するような気がするかな!
で、そんなトキ様の気持ちを止められたなかった錦えもんの誓いも熱い!!
ワンピース920話より引用 未来を変えることを誓う錦えもん!この誓いも熱い!
20年の時を越えてきたこともあって、錦えもんたちの忠義心には周囲と少し温度差を感じるものがあった。
しかし今回の920話を持ってして、その温度差が埋められつつある感じがするかもしれないね!
そういった視点で見ていくと、上記の誓いはかなり熱いシーンであり、バトワン的にかなり好きな場面。
未来で復讐を果たすことを誓う錦えもんなわけだけど、この誓いはこの時代に残るトキ様にとっては慰め程度のものになってしまうだろう。
錦えもんの立場に立って考えるなら、そんなこと百も承知でこの言葉を発しているんだと思う。
「カイドウに敗れて申し訳ない!守りきれずに申し訳ない!」
心の中はそういう悔しさ&後悔の念でいっぱいだとは思うけど、トキ様が求めている言葉はそれじゃないハズなんだよね。
で、錦えもんはそこを考えて言葉を発しているはずなんだ。
そしてひねり出した言葉が、上記のコレになるんじゃないかな?
今を守りきれなかった自分たちに残された、唯一の罪滅ぼしの道。
錦えもんの語っている“誓い”の内側には、そういった側面が残されているような気がしてならないところだ!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!