【ワンピース】誰よりも優しいのよ仮説パート2、ジャッジとソラの物語について!

バトワンはこれまで、サンジの優しさについて色々な角度から仮説を立ててきた。

その中で現在最も有力(?)っぽいかな?と感じているのが「サンジは他の兄弟に割り振られるはずだった優しさを、その身ひとつに独占してしまったのでは?」というもの!

ジェルマの科学は、人の心をコントロールする…みたいな“神をも恐れぬ領域”に踏み込んでる感じだしね、こういう場所ではどこでどう計算が狂うか予測がつきにくそう!

で、今回はこの“優しさと血統因子”周りについて、これまでとは別の角度からスポットライトを当ててみたいと思うよ!

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誰よりも優しいのよ仮説パート2、ジャッジとソラの物語について!

サンジ周りのエピソードを主体として描かれてきたWCI編。

しかしここにきて、シナリオは“ジェルマ全体”に焦点が当てられつつある感じだ!(一時的にかもしれないけど)

最近の記事を読んでもらえるとわかると思うけど、バトワンが今特に期待しているのは“ヴィンスモーク・ジャッジ”なんだよね!


ワンピース870話より引用 ジャッジは情けないこと続きだけど…?

今回のWCI編において、ジャッジは情けないこと続き。

  • ビッグマムに騙され裏切られ、裏社会の大物達の前で吊るし上げられた
  • 出来損ないとしたサンジに助けられ、その上で親子の縁を断ち切られた

世界に名だたる戦争屋・ジェルマ66の筆頭・当主として、これらの屈辱は相当なものだろう!

というかそもそも、このような状況になってしまうあたり、結果的には“脇が甘い”とか言われても仕方ない感じ。

このままだとジャッジの面目が立たなさ過ぎる!ってことで、レイジュのあの言葉に「別の意味」を求めてみたい!

といってもこの解釈には我ながら“かなり強引な部分”がテンコ盛りだと思うんだけど…。

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レイジュのあの言葉に求める、別の意味について!

こっから先は“思いっきりジャッジの肩を持つ”から、ジャッジが大嫌いな人は「そういう考えもあるんだな〜」くらいで軽く読んでみるくらいがベストだと思う!

で、注目しておきたいのは以下のカットだよね!

このカットがレイジュが「サンジが優しい理由」語ってくれたシーンなんだけど…?


ワンピース852話より引用 サンジの優しさを告げるレイジュ!

この時のレイジュの言い回しは、今振り返ればなかなかに意味深!

いま振り返ると、レイジュが明かしているのは「サンジが優しいのは、母によってその感情を守られたから」という点についてのみ。

その向こう側には、実際は触れられていない点に注目してみたい!

絡めていきたいのは以下のカットだ!


ワンピース841話より引用 ジャッジはサンジをジェルマから実質的に追放したわけだけど…?

これはジャッジが「サンジ達のために護衛を請け負う」となって、ようやく意識を向けることが出来たこと。

「ジャッジは想像以上に、サンジのことをずっと気にしていたんじゃないか?」という疑問ね!

上記カット周辺では「消えてくれて助かる」みたいなことを言ってたんだけど、実はサンジが消えたあと心の何処かで気にしまくってたんじゃないだろうか?

そしてどこかのタイミングで思い直し、サンジをもう一度息子として迎え入れようとした。

これまで“出来損ない扱い”をしていたことから、その振る舞いをひるがえすことは出来なかったけど、この機会にサンジをジェルマの役に立てることで、もう一度親子になりたかったのではないか?

そう考えてみたんだ。

いや、もちろんこれの仮説でもジャッジを正当化できるほどのパワーはないけどね!

これでも人としての倫理観はズレまくってるように思えるし、なによりめっちゃ自分勝手だし…。

でも、ジャッジが“あの時”を後悔していたと仮定するなら、その行動を取ってしまった理由&感情の動きを理解・共感を示すことは出来る!

つまり、上記2点のカットを踏まえて主張したいのは「優しさが遺伝するのなら、サンジに遺伝した優しさの半分はジャッジの人間らしさ・優しさなのではないか?」ということだ!

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レイジュの涙の理由について!

これまでの解釈では「レイジュは母ソラが大好きで、命をかけてサンジを守った。そして実際にサンジは優しく育った。ゆえにそのプロセスを想い涙がこぼれた」…とするのが妥当だったと思う。

でも、実はジャッジも超優しい人だった…とすると、レイジュの涙にはまた少し違った色合いがもたらされる気がする!!

レイジュの目から見て、優しい父と優しい母だった(そして大好きだった)ソラとジャッジが「感情操作」の方針問題で正面衝突。

激しく言い争った結果、母は危険を侵してしまい、最終的に命を落とした。

しかし、そんなこんなの問題がありながらも、未だサンジは2人の優しさを反映している…。

こう解釈するならするとして、ひとつスッと辻褄が通る気がするよね!

で、ここで解消しなくちゃいけない問題は「ジャッジがそれほど優しいと主張するなら、イチジ・ニジ・ヨンジの感情を奪ったことはどう説明するんだ!」というポイント!

ここにも一応、感情の動きとしては解決策があると思う!

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ジャッジはイチジ・ニジ・ヨンジに自分と同じ苦しみを味あわせたくなかった?

イチジ・ニジ・ヨンジに対して感情操作を仕掛けた理由。

もしジャッジがそれを“優しさから”行ったのであれば、その理由を“息子らに自分と同じ苦しみを味あわせたくなかったから”考えるのは難しいだろうか?

これまで描かれたジャッジはめっちゃ色々間違えまくってる人だけど、それは人間臭さの裏返し。

ジャッジの過去に“深い優しさを持つがゆえの苦しみ”があったとしたならば、そこで「こんな苦しみを息子たちに味あわせたくない!」という思いから、感情操作に踏み切った可能性は拭いきれない!

悪趣味過ぎる四国斬りだって、今考えれば単なる“過去の栄光の誇示”とかじゃなく、ジャッジなりの理由があって飾っている写真かもしれないよね!

何かを忘れないようにとか、自分への戒めとか。

ジャッジは「戦争に勝てれば良いんだ!」とか言ってたけど、このフレーズの裏に何か人間臭い想いが隠されてる気もするし!

a悪趣味833
ワンピース833話より引用 ヴィンスモーク家が行った四国斬り!

いや、まぁ悪趣味であることは間違いなさそうだけど、上記カットにもっと他の意味があったって良いような気もするかも!

とにもかくにも、これからめっちゃ重要になってくるのは“ジャッジとソラの過去の物語”だよねきっと!!

作中での第一印象どおりジャッジは単なるクソ親父なのか、それともその第一印象はジャッジの裏に潜む優しさを際だたせるための演出なのか。

このあたりに関しては、これから目を凝らして観察していきたいところだ!!

というか、ソラお母さんの件に関してはまだ「語られ足りない」と感じる部分があるから、もう一発くらい回想来てほしいかな!ジャッジの視点から!!

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