【蒼天航路】宛城の戦いについての考察、曹昂と典韋を失った手痛い敗戦！

曹昂と典韋を失った手痛い敗戦、宛城の戦い。

今回は蒼天航路におけるこの戦いについてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ！

鄒氏ばかりではなく、曹昂と典韋など大切な人材を失った戦でもある！

宛城の戦いについての考察、曹昂と典韋を失った手痛い敗戦！

宛城の戦いは蒼天航路の中ではかなり特殊な戦いだったと思う。

あらゆる場面で「完璧」のように見える曹操の「完璧ではない部分」が露呈した、印象的なシナリオだったよねここは！

「何ゆえ俺を生かす、天よ！！」

あの時の曹操の語ったワンフレーズはとても印象的で、彼に対する見え方が少し変わったかも！

蒼天航路・文庫版5巻より引用　己の咎を責める曹操！

個人的な感想をいえば、宛城の戦いは曹操にとって大いなる分岐点。

鄒氏、曹昂、典韋…といった人物を失ったことで流した痛烈な涙は、以降の曹操の人物像形勢に大きな影響を与えたんじゃないだろうか？

この時に「失ったから」こそ、曹操は人材の大切さを一段と痛感したようにも思えるかも！

また、これまでは「天下人としての完璧」であるように振る舞っていたように感じるんだけど、これ以降の曹操はどんどん“人として自由になっていった”ように感じるかな！

蒼天航路における宛城の戦いはかなりドラマチックな展開になっていたと思う。

しかし今の観点で再びこのシナリオを読み返すと、曹操の立場に立つとかなり苦しい場面が続いたように思えるかな。

特に以下、一連の流れは「愛する息子に、鄒氏が斬られる」という、かなり壮絶なシーンだったと思うし！

蒼天航路・文庫版5巻より引用　愛する息子に、鄒氏が斬られる…理ではわかっていても、曹操の立場に立てば苦しい！

曹操を救うため（未練を断ち切るためにも）鄒氏を斬り捨てた曹昂子脩。

曹操としてはその想いに応えないといけないわけで、連れてこられた名馬・絶影に乗って逃走を心見た。

しかしその流れの中で、息子・曹昂も命を落とすことに…。

自分のせいで（しかも目の前で）大切な2人の人物が失われたことは、曹操にとってかなりツラいことだったはずだ！

また、この時の戦いでは許褚と並ぶ剛勇、典韋もその命を燃やし尽くしている！

蒼天航路・文庫版5巻より引用　典韋も命を落とすことになった…！

賈詡に差し向けられた胡車児と刺し違えるように命を落とした典韋。

彼の実力が純粋に許褚と同じくらいであれば、この時の死は後の歴史に相当な意味をもたらしたはずだ。

蒼天航路にて許褚がはたした数々の功績。

典韋は許褚に並ぶ武勇を持つとも言われているため、もしここで彼が死ななかったらきっと曹操軍はもっと精強になっていたことだろうね！

残念ながらこの時の戦いで典韋は命を落としてしまったけれど、彼が生き延びている世界線も見てみたい！！