【蒼天航路】最初に出てきた賊についての考察、若き曹操の才気に斬られた男!

物語の冒頭に登場した、若き曹操の才気に斬られた男。(以下、賊Aと表記)

今回は彼&前後のエピソードについてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!

完全なる噛ませ役といえばそれまでなんだけど、彼もまた当時の漢が荒れていたことによって生まれた時代の象徴のひとりかもしれない!

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最初に出てきた賊についての考察、若き曹操の才気に斬られた男!

曹操に叩き切られる賊Aの様子は以下。

曹騰から預かった書簡を狙って襲いかかってきた彼を、曹操は見事に返り討ちにした。

蒼天の時代背景を見る限り、まだ当時は黄巾の乱は起こってなかった時期ではあるものの、貧富の差は拡大し、人々は苦しい日々を送っているようだった。

以下の男のしていることが許される謂(いわ)れは毛頭ないんだけど、それでも「彼にも彼なりの事情があったのかな?」などと考えさせられる部分はあるのかも。


蒼天航路・文庫版1巻より引用 曹操に叩き切られる賊Aの様子!

三国志の物語はどんな作品でも「黄巾の乱」あたりから描かれることが多い。

しかし蒼天航路は曹操の若い頃…ということで、黄巾の乱の少し前辺りからピックアップされているのが面白いところ!

三国志演義などでは劉備が主役なのに対し、こちらは曹操をメインに多くの群雄が軒並み魅力的に描かれている点も見逃せない部分だね!

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曹操の才気が際立つ展開になった!

結果的にこの小さな賊討伐は、曹操の才気を際立たせる展開に繋がった。

どのような漫画でも序盤の序盤で読者を魅了するのがとても大切。

蒼天航路でいうならば、以下のシーンがその役割を担った場面だと言えるだろう!

これから曹操が繰り広げていく中華を賭けた壮大な戦いに比べればとても小さな一幕にすぎないけれども、読者にとっては鳥肌モノの、素晴らしい表現だったと言えるんじゃないかな!


蒼天航路・文庫版1巻より引用 結果的にこの小さな賊討伐は、曹操の才気を際立たせる展開に繋がった!

「人を脅し殺すを商いにする者あやむるにはばからず。天もわれも許さじ。」

普通の常識でいけば今回の一件は“やりすぎ”のような印象を受けるんだけど、それもこれも曹操による「法の遵守に対する考え」が早くも表れているといえそうだ。

善悪定からぬ曹操という存在だけど、天意にのっとった法には平伏する。

以降曹操は北部尉になってその名を轟かせたりもしたわけだけど、今回の賊討伐のエピソードは、早くもそれに繋がる曹操の人間性の片鱗が見え隠れした一幕だったといえる気がする!

賊Aさんに関しては完全に、狙う相手が悪かった…って感じかもしれないね…!

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