軍神・関羽を捕まえた人物とされる馬忠。
今回は蒼天航路における彼についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!
多くの猛将が登場した本作だけど、馬忠のインパクトはなかなかのものだったと思う!
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馬忠(ばちゅう)あるいは阿幢(あとう)の人物像考察、異形の姿をした人獣!
蒼天航路における馬忠の外見表現は以下のような感じ。
あの関羽をして「獣」と錯覚させるほど(この錯覚が決定だとなった)ほどの異形の持ち主で、気配としてもかなり人間離れしている人物。
丁奉に従い関羽を襲ったキャラなんだけど、その容姿はまさに「人獣」と呼ぶにふさわしい雰囲気を醸し出していた。
作中でも馬忠の様子は以下のような感じで表現されている!
蒼天航路・文庫版18巻より引用 蒼天航路における の外見表現はこんな感じだった!
牛のような姿形をしており、肌は赤くて目は鼠(ねずみ)、牙は虎のように尖っている…といったところだろうか。
丁奉の「チリーン、チリーン」と鳴らす鈴の音に反応する姿は、どこか悲しげな様子すら感じる部分があった。
この時のエピソードはこれまでのリアルな戦とは一線を画していたような気がするかな。
なんとなく、関羽の神性と阿幢(馬忠)の妖魔性がコントラストとなって描かれていたように思えたかも!
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関羽を捉え、自らも致命傷を負った馬忠!
蒼天航路の馬忠に関しては、史実や三国志演義と比較してだいぶオリジナリティが盛り込まれているところがあると思う。
ちなみに馬忠という名前は孫呉と蜀漢の両方にあるみたいで、この馬忠はおそらく孫呉に属しているほうの馬忠。
彼に関しては正史においても非常に情報が少なく、その存在を手繰るのが難しい。
しかしともあれ、そのことが彼の神秘性をさらに上乗せしているともいえるだろう!
蒼天航路・文庫版18巻より引用 関羽を捉え、自らも致命傷を負った馬忠!
蒼天航路での馬忠に関しては、上記のように関羽を捉えた際に腹を貫通されてしまっている。
これではさすがに致命傷だと思うから、三国志演義と蒼天航路はここでひとつの分岐点を迎える…といったところだろうか!
軍神関羽を仕留めるに至った馬忠の功績。
多くの武将が関羽1人の首を取るために悪戦苦闘していただけあって、決定打がこのような表現になるとはバトワンには少し想像しにくい部分があった。(ゆえに感動した部分もある!)
三国志の物語が終わった後に文字通り“神様”となって崇められるようになった関羽雲長。
この時の壮絶な戦いは多くの三国志ファンの胸を熱く滾(たぎ)らせたに違いない!!
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