天遁の術をもって曹操に迫った黄巾の指導者、黄巾の長老たち。
今回はこの奇妙な人物たち&前後のエピソードについてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!
彼らを論破することによって、曹操は両刃の剣ともなり得る青州黄巾党を傘下に治めるに至った!
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黄巾の長老の役割&存在感考察、天遁の術をもって曹操に迫った黄巾の指導者!
天遁(てんとん)の術を使用した黄巾の長老たちの様子は以下のような感じ。
雲の上に乗った状態で曹操陣営へと迫り、場内の食糧を奪うべく要求を述べた。
この時の黄巾党は張角という指導者を失ってはいたものの、彼(彼女?)ら長老たちによって束ねられ、移動する国家のようになって膨れ上がっていたようだ。
蒼天航路・文庫版4巻より引用 黄巾の長老たちによって使われた天遁の術はこんな感じだった!
この時の黄巾党の人数は130万人といわれており、かなり膨大な人数であることが判明している。
女子供や老人といった戦力にならない人物が半数を占めていたとしても、戦うことが出来るのは65万人とかそのくらいだろうか。
仮に統率がとれていない賊だったとしても、この人数の民衆を討伐するのはさすがに不可能といったものだろう。
しかし、彼らの主張を曹操は見事、真正面から打ち破った!
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彼らは、自身が「統治者&土地を求めていた」ということに気付いていなかった!
自分のやりたいことというのは案外わからないものだ。
今回の黄巾の長老たちの振る舞いを見てもわかるんだけど、彼らは自身が「統治者&土地を求めていた」ということに気付いていなかった様子。
もし彼らにこのまま曹操の持つ食糧をすべて与えたとしても、一時的な飢えを凌ぐことは出来るだけ。
その上に法を作ったり、食糧を獲得する手段や仕組みが得られない限り、奪っては彷徨い…の繰り返しになることだろう。
このことを明快に詰められたことによって長老たちの使用した天遁の術は見事に解除されてしまうに至ったようだ。
蒼天航路・文庫版4巻より引用 曹操に論破されることによって天遁の術のモヤが剥がれる!
解除されてしまえば、なんてことのない肩車。
それと同様に、道を示されてしまえば意外にしんぷるなこともあるんだ。
今回の曹操&黄巾の長老たちとのやり取りは、なんとなくそういう一面を示していたように感じる部分が大きいかもしれない!
逆をいうと、曹操は早い段階で彼ら指導者を引きずり出して、論破する「用意」があったのかもしれないね!
今回のやり取りが契約となって互いを結び、以降曹操は青州兵を率いてさらに飛躍することになる。
爆裂団を率いていたあの頃から、今度は青州兵を率いて乱世を渡る曹操。
曹操の好む兵士の質には、どこか共通するものを感じてしまうところがあるね…!!
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