16発の聖なる凶弾「ゴッドスレッド(神誅殺)」に関しては、こちらのページにて考察しました。
天竜人が下地民を虫けらのように処刑するときに使った弾丸の数が16発、天竜人から堕天したドフラミンゴは、まさに権力への当て付けに「16発の聖なる凶弾」と名付けたに違いありません。
そして、フラップスレッド(羽撃糸)にもある種の当て付けが込められているみたいなんですよね。
ワンピース78巻より引用 ドフラミンゴが使用した羽撃糸(フラップスレッド)はこのような感じ!
フラップスレッドのことをドフラミンゴは別名として「1000本の矢」と呼んでいました。
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フラップスレッド(羽撃糸)と1000本の矢!皮肉を込めたドフラミンゴの弾丸!
1000本の矢「フラップスレッド(羽撃糸)」にまつわるエピソードは以下のカットが有名ですね。
ワンピース76巻より引用 1000本の矢を刺そう!と提案する下地民
このカットはなかなかショッキングなカットで、どちらが悪なのかもよくわからない感じになっています。
恨まれて当然のことをしてきた天竜人と、恨みを振りきれない下地民の葛藤がある種の縮図としてこの描写に現れていますね。
そして、このカットでは、以下のように提案している民衆が居るのです。
ゴッドスレッド(神誅殺)の名は、天竜人が下地民を撃った弾丸の数と同じであり、ドフラミンゴの天竜人に対する当て付けである…と考察しました。
しかし、このカットでは下地民の天竜人に対する仕打ちである「千本の矢」をドフラミンゴがモチーフにしているようにも見えます。
このことを考えると、可能性としては以下の2つ。
このうちのどちらかでしょうね。
どちらの可能性もあると思いますけど、個人的には後者のほうが全体の辻褄が合うような気がします。
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ドフラミンゴのトラウマ
上記のフラップスレッド(羽撃糸)にしても、別ページで考察したゴッドスレッド(神誅殺)にしても、どちらにしてもドフラミンゴのトラウマから生まれた当て付けで命名されたような気がしますね。
元天竜人だったドフラミンゴは父ホーミングの責任で天竜人の権利を放棄させらた。
当時は何がなんだかよくわからないままだったが、下地民がケモノのように襲ってくる暴力的な生き物であるということだけはよくわかった。
当時は天竜人に戻りたかったが、今となってみれば戻りたいとは思わない。
今の自分を受け入れる。
そんな意思がこれらの技名から伝わってくるような気がします。
ワンピース73巻より引用 ドレスローザに帰還したドフラミンゴが放った言葉に、彼の思考が垣間見える気がする!
この言葉からすると、天竜人の立場を指しているようにも思えます。
しかし、ドフラミンゴは天竜人に戻りたいとは思っていないはず。
戻りたいとは思っていなくても「元天竜人」という肩書と経歴は、ドフラミンゴにとって大きな武器となっているのです。
つまり、「天竜人に戻る気はないが、その立場は利用してやる。そして天竜人はその地位から引きずり下ろすし、下地民からは全てを奪い支配を与える」といった感覚なんじゃないかな、と推察します。
まさにドフラミンゴは天竜人でありながら天竜人ではない存在。
「おれこそが支配者に相応しい」と考えている感じがよく伝わってくるキャラクターですね。
フラップスレッドに隠された幾つかの伏線・共通点に関しても、こういったドフラミンゴの人間性を象徴しているといえるかもしれませんね!
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