様々なキャラクターが多く登場してきて面白くなってきたものの歩。
早いものでもう第九話に突入しています。
ものの歩第九話より引用 信歩は十歩の指し手の意図を読み取った
このカットを見ても分かる通り、信歩は”盤面を通して相手と会話する”能力を持っているようです。
そして、今回もその能力をいかんなく発揮します。
そして、ファンネルマインダーの持ち主である相良十歩との対決はどんどん白熱した展開へと発展していく…そんな第九話でした。
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2人の対比がよく描かれている
不器用すぎて友達がいなくなった主人公の信歩。
器用すぎて友達をなくした相良十歩。
その名に”歩”の一文字を背負う2人の対比が非常に面白いですね。
もう少し将棋の駒運びなどに軸を置いたマンガになってくるかと思っていましたが、どちらかというと将棋というゲームを通じたヒューマンドラマに繋がってきているような気がします。
で、今回は十歩の指した手の意図を読み取って、それに対応した信歩からの応酬。
もちろんまだまだ十歩の有利は動かないところでしたが、今回では上記カットの信歩の一手が、十歩の精神力(本人はMPと表現している)にダメージを与える形になりました。
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相手の意図を汲みとった信歩と、相良十歩の抱えていた孤独。
このあたりが今回の対極の大きな見どころになってくるんじゃないかな、と思ってます。
十歩の孤独
十歩は”やることがないから”という理由で、1日20時間平均のゲーム漬けの毎日を送っていました。
そして、強くなりすぎた十歩は友達を失うことになります。
ゲーム関係に関しては非常に器用な十歩でしたが、人間関係に関しては不器用だったわけですね。
後手矢倉中飛車からの力戦殴り合いに
前回に引き続き、今回の話では数手しか展開しませんでしたが、後手矢倉中飛車からの力戦、殴り合いの将棋が展開されていました。
将棋がわからない方のために解説すると、“ガードもろくに固めないままの殴り合い”と表現するとわかりやすいかもしれません。
そんな危険な橋を十歩は望み、それに対して信歩は受けて立ったんですね。
少しだけ楽しくなった信歩
信歩は十歩の中に潜む闇や孤独が少し見えていたのかもしれません。
もしかしたら自分と近いモノを感じていたのかも。
「期待しちゃいけない…」思いつつも、信歩に期待を隠せない十歩。
ものの歩9話より引用 全力で答える!!とアツい描写が!
このやり取りから極限にヒートアップしていく指し手。
信歩は元々熱中しやすいタイプっぽいですし、十歩は熱中察せてくれる相手を探していた感じ。
その雰囲気が上記のカットによく表現されていますね。
あんなにつまらなさそうだった十歩が不敵な笑みに震えています。
同じように”歩”の名を持って生まれてきながら、全く正反対な二人。
次回は遂に決着すると思いますが、来週のものの歩第10話も非常に楽しみだなぁと思いました。
ハチワンダイバーと同じくらい盛り上がるマンガに成長しそうな予感がします。
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