以前の考察で、ビッグマムの幼少期における彼女の“善悪の判断力のアヤフヤな部分”について触れてみた。
前回は、ビッグマムに対してどちらかというと否定的な立場を取って考えていったんだけど、今回はさらに深く根源的な前提へと迫ってみたいと思う!
◯【ワンピース】自覚なき悪意のオゾましさ、破壊者はどこからやって来た?みたいな話!
ビッグマムが善悪の判断力に欠けていたとして、それはどういうことなのか?といった部分に迫りつつ、問いを掘り起こしていこうと思う!
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善悪などない曖昧な世界、マムの純粋性についての問い&思考実験的なアレ!
ビッグマム編はとくに“精神的な話”が多い印象を受けている今日このごろ。
サンジの生い立ちとかも壮絶だったし、プリンの過去もかなり苛烈だった。
で、ここにきて描かれはじめた“ビッグマムの過去”も、相当にキビしいエピソードに彩られているようだね!
ワンピース859話より引用 マムの純粋性を象徴するひとつのカット!
上記のカットでもそうだけど、マムは外見こそ恐ろしいものの、その内面には“幼い少女”のような部分を持っている。
これもビッグマムの“純粋性”の反映された側面のひとつだといえるんだろうねきっと!
前回の考察ではマムの純粋性に“善悪の判断が欠如していること”を追求してみたわけだけど、今回は少しややこしい。
今回は軽く“善悪の判断が欠如していることは、そもそも悪いことなのか?”という部分に触れていきたいんだよね!
善悪の概念が二重に包括されているからチョイややこしいけど、これを考えるにはピッタリの場面が、すでに作中には登場していると思う!!
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勝った者が正義、という価値観を持つ人たち!
他にもいくつかわかりやすいシーンはあったと思うんだけど、まず思い出したいのは以下のカット。
彼は「戦争を知らない子供と、平和を知らない子供の価値観は違う」と説いた。
ドフラミンゴの語った言葉はある意味、めっちゃ核心を突いていると思う!
ワンピース57巻より引用 ドフラミンゴの語った言葉はある意味、めっちゃ核心を突いていると思う!
“善悪の判断が苦手っぽいマム”に対しては、頭ごなしに「ヤバい奴やん!」と解釈するくらいでも充分だと思う。
しかしせっかくだから、しっかりと言語化して彼女のヤバさを理解してみたい感じだ!
マムがヤバい奴なのは間違いないけど、はたして何がどのようにヤバいのか?って部分だね!
- 善悪の判断が苦手っぽいマム自身を内包する、善悪の存在しない世界
- 善悪の存在しない世界から見て、善悪の判断能力が欠けているマムをどのように評価すればいいのか?
このあたりの問いは“ニワトリが先か卵が先か”の議論みたいなややこしさを感じてしまうところだ!
しかしともあれ、だからこそ興味深い哲学的な問いだといえるんじゃないだろうか!
この記事を書いている現時点ではまだバトワンはこの疑問に対する“明確な答え”を持っていないから、これはひとつの“思考実験”みたいな感じで扱いたいと思う!
数日間しっかりこのジレンマと向き合って考察し、適切な答えを見つけていきたい感じだ!
気が向いたり時間があったりする方は、ぜひ一緒に考えてみてほしい!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!