これに関しえては何気なく読んでたんだけど結構9巻を読んで驚いた!
なんと、堀越先生が“補足・解説”をしてくれてるんだよね。
正直この解説が必要なことについては、ちょっと寂しい思いを感じてしまったんだ。
何が寂しかったって?ちょっと説明していくね!
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ワンフォーオール1000000%の真意と解釈・解説
補足が生じたのは以下のカット。
ヴィラン連合・開闢行動隊の血狂いマスキュラーと戦った時のこと。
100%のワンフォーオールが通じなかったことを受けて、デクが「1000000%!」と心で叫びながら殴りかかったんだ。
僕のヒーローアカデミア9巻より引用 デクのワン・フォー・オール1000000%。当然そんなに出てるはずもなく。
ワンフォーオールの100%が通用しなかったデク。
でも、その時デクは、オールマイトが以前“限界以上の力”を出していたことを思い出したんだ。
これらは全て作中で明確に描写されている。
なのに、一部にはこの状況が伝わってなかったみたいだね…。これは少しだけ寂しいことかもしれない…!
僕のヒーローアカデミア9巻より引用 伝わっていなかった描写についての補足
上記の補足が必要なほど難解な場面じゃなかったと思うんだ、これは。
バトワンはこのページを読んだ時、全く考えることもなく「あぁ、105%でも120%でも、150%でもいいから、出せるだけ出そうって思ったんだな!」と解釈したんだよね。
むしろ「とんでもなく良い表現するなぁ!さすが堀越先生はスゴイ!」って思ったんだ。
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1000000%の解説と作家さんのジレンマについて
デクはこの時点でワン・フォー・オールをそこまで完全に制御できていない。
フルカウルは使えるけど、ちょっと気を緩めたら暴発して骨が折れちゃうくらいのレベルだと思う。
で、さらには100%を出して以来、力を調整して“小さくすること”は考えてきたけど、逆に“100%以上を出すこと”は考えて来なかったはずだ。
まず、デクにはこういう前提があるわけだよね。
でも、今回の敵は100%を出す必要があると判断したから、全開でワンフォーオールをぶち込んだんだ。
僕のヒーローアカデミア9話より引用 全開のワンフォーオールをぶち込むデク
で、これで倒しきれれば話は早かった。
でも、血狂いマスキュラーはこのパンチを受けて立ち上がってきてしまったんだ。
しかも、わりと「まだ大丈夫」的な感じでね。
やばい、殺される。洸汰(こうた)くんも守らなきゃいけない。
そうなった時に、150%とか200%とか“上限突破したうえでの調整”なんて思いつくだろうか?
普通の調整ですら精一杯なわけだから、上限突破したうえで調整するなんて、発想自体が浮かばないのが自然。
それに、どっちみち腕は壊れるんだ。
と、考えると「120%でも150%でもいい、出来れば200%とか300%くらい出てくれ!」って感じで拳を放ったんだと思うんだよね。
イメージとしては“限界のわからないバイクのアクセルをフルスロットルにする感じ”が近いと思う。
フルスロットルにしたらどのくらいの威力が出力されるかわからない。
でも、出さなきゃ死ぬし守れない。
そういった極限状態の中、思いつく限りで最良の“合理的判断”だったんじゃないかな?
漫画家さんの苦悩を感じた!
今回のこの流れを受けて、バトワンは漫画家さんの苦悩を感じたかも。
これまでは漫画っていうのは“漫画家さん&製作チーム”で描き上げる作品だと思っていた。
でも、こうやって見ると“読者も含めて漫画の一部”って感じなんだね!
芸術的表現と陳腐化の恐怖、読者の読解力のレベルをどこに想定して描いていくか。
単純に“いい作品を描けばいい”くらいじゃ描けない、血の滲むような苦悩があるような気がして仕方ない!
そう考えると、世の中に漫画を届けてくれる作家さん達がいかに偉大かわかるような気がしてくるね!
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