数あるバトルマンガの中でもかなり異質を極めるワールドトリガー。
何よりその「メイン主人公である三雲 修の弱さ」は特筆すべき部分だと思います。
そのあまりの弱さから「頭脳戦で能力を発揮するのかな?」と思いきや、周りのライバルたちもガンガン頭脳プレーをしてくるため、修のセンスが光る部分があまり目立ちません。
しかし、そんな修もかなり成長してきていますからね。
今回は三雲 修の強さと弱さについて考察していきます。
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三雲 修の一瞬の輝き
最新話まで通して読んでも、戦闘面において輝く部分はほとんどありませんでした。
しかし、5巻、36話のランク戦で戦闘した風間との勝負。
ここでは一瞬の煌めきがありましたよね。
ワールドトリガー5巻より引用 三雲の低速散弾はこんな感じだった!格好いい!!
この時の修の戦法は本当にかっこよかった。
超低速低ダメージの散弾を放って動きを縛り、その隙を見てスラスターでシールドチャージ。
ガードに入った風間に対してアステロイドでゼロ距離射撃。
弱いキャラクターがこんな感じで知恵を振り絞って戦う姿勢は見ていてとても応援したくなります。
なんだかルフィとウソップの決闘を思い出しますね。
今回の戦果は、かなり格上の風間を相手に引き分け。
これは格下の修にとっては大金星と言っても過言ではないと思います。
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それ以降はなかなか見せ場がないけど…
そもそも修は弱いです。
ジャンプの中の主人公キャラの中でもトップクラスに弱いと思います。
今のところはサイドエフェクトも持ってないですしね。
いや、もしかしたら「強運」とか持ってるかもしれませんけど。
それ以降ではなかなか見せ場がないのが修の辛いところでもありますが、人格面での活躍が目立つかもしれません。
大規模侵攻後、ボーダーの責任を問う記者会見では、見事な演説を決めていました。
ワールドトリガー10巻より引用 演説をキメる修!こういうところリーダーの仕事頑張ってるね!
上記カットの時とかは、修がかなり輝いていましたね。
ワールドトリガーはなんというか「強さ」の概念を問うマンガのような気がします。
力のある者もまた「強い」となりますし、力がなくても頭脳が働く者もまた「強い」だった。
しかし、別の強さもあるんじゃない?と問いかけてるのがワールドトリガーであり、三雲 修のような気がしてきますね。
力がないと確かに足手まといになりやすいし、頭脳プレーが出来なくても味方の足を引っ張りやすい。
でも、強い「意思の力」があれば、誰かを味方につけることが出来る。
これが修の一番の強みなのかもしれません。
修がいなかったら空閑もあっちの世界に帰っていたわけですしね。
これを考えると修の強みは「戦闘」でも「戦術」でもなく「外交」なのかな、と思いながらバトワンは修を応援しています。
これからも「弱い」からこそ出来る修なりの方法で、多くの人を動かしていってほしいものです。
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