なんかイマイチよく見えてこない“トレーボル”という人物。
ドンキホーテ・ファミリーについては、原作内で何か伏せられているような気がするんだよね。
これは直感的な部分もそうなんだけど、うん…なんかね。
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トレーボルの空腹、青春の切れ端と見ていたかった夢。
トレーボルに関して特に気になっているのは以下のカットだ。
これは80巻のSBSに描かれたものなんだけど、とても意味深に思えてしまう。
彼が裕福な家庭で育ったのではないことがよくわかるんじゃないかな。
ワンピース80巻より引用 空腹そうなトレーボル
魚の骨をぶら下げ、腹を手でおさえたトレーボル。
ティアドロップ型のサングラスの奥がどのような眼差しだったのかはわからないけど、空腹に耐えていることがよくわかる。
彼は貧しい幼少期を過ごしてきたんだ。
そして、夢を探していた。
ワンピース78巻より引用 ドフラミンゴに夢を見るトレーボル!
上記のカットは幼少ドフラミンゴに出会った時のトレーボル。
彼は幼いドフラミンゴの中に光を見出し、自分に夢を見せてもらおうと思ったんだ。
逆をいうと、この時点でのトレーボルには夢なんて無かったってことになる。
これまで生きてきた人生の中で、彼は一度でも夢を見ることが出来たんだろうか?
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似た者同士の幹部?
そして、以下のカットも興味深いと思う。
ドフラミンゴはルフィたちみたいに1人1人仲間を集めたのではなく、ある日突然仲間を得たんだ。
このことから、トレーボルたち幹部4人が同じ組織に属していたことは確かだろう。
彼らの意識は元々ひとつだったし、その上で“ドフラミンゴ”という王たる対象を得るに至ったんだ。
ワンピース78巻より引用 ドフラミンゴに忠誠を誓う幹部たち
このシーンは、彼ら幹部たちが「夢を見たい」という祈りを込めてドフラミンゴに忠誠を誓ったってことをよく表してる。
つまりこの時ドフラミンゴに忠誠を誓った幹部たちは全員、絶望の中で生きていたってことになるわけだね。
「ドフィならやってくれる」
そのような期待を抱かざるを得ないほどのカリスマ性を感じた4人は、きっと似た者同士だったんだろう。
ドフラミンゴは彼ら幹部たちにとっての“青春”だったのかもしれない。
ワンピース76巻より引用 みんなで食事をするドフラミンゴファミリーの面々!
やがてファミリーは大所帯になった。
ドフラミンゴというシンボル(象徴)を手に入れた一味には、似たような価値観を持つ荒くれ者が自然と集まっていったことだろう。
彼が七武海に選定されたこともまた、その追い風になったに違いない。
家族みたいに一緒に食卓を囲んで、同じテーブルで食事をするドンキホーテファミリー。
ドフラミンゴは王だから当然真ん中ではあるんだけど、彼らの中にある信頼関係や絆は本物だったんだと思う。
このファミリーで最も重要なのはドフラミンゴだけど、その礎を作ったのはトレーボルその人であることを覚えておきたい。
もしかしたらこの“ファミリー”こそが、トレーボルの抱いた夢の切れ端だったのかもしれないね!
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