アーロンの怒りは、これまで虐げられてきた魚人族の怒りだ。
ナミのエピソードの時には相当に酷いやつだったし、その解釈は今も変わらないけど、彼には“それなりの理由”だってあったんだ。
今回はそんなアーロンの記憶について触れていきたい。
あと、一点気になるところもあるからそこも掘り下げていこうと思う!
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アーロンの記憶、魚人の武力は抑止力になるのかな?あとひとつ気になること
アーロンについてはしばしば考察しているんだけど、その度に新たなる発見があって興味深い!
確かにアーロンは“悪いやつ”に分類されるキャラなんだけど、かつてはフィッシャー・タイガーという旗印のもとに活動していた海賊でもあるんだ。
ここには、フィッシャー・タイガーに対する確かなリスペクトが存在すると思う。
ワンピース63巻より引用 アーロンがフィッシャー・タイガーを尊敬してたのは確かだ。
アーロンが単純な悪党なら、意見の違うフィッシャー・タイガーのところからさっさと離れ、自分なりに好き勝手暴れ回っていたはずだ。
でも、フィッシャー・タイガーが他界するまでは共に海賊として行動していた。
ってことは、アーロンもこの時点までは少なくとも、人間に希望を見ていたんだと思う。
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独立したアーロン
フィッシャー・タイガーが死んでしまったあと、アーロンは独立し東の海にアーロンパークを設立した。
以下のカットは独立の間際のものだ。
ワンピース63巻より引用 そしてアーロンは独立し、東の海へ放たれることになった!
以降のアーロンは、人間に対する“怒り”を彼のアイデンティティとしてきたようだ。
これがココヤシ村、ナミの一件に集約されていると思う。
でもさ、これってもしかして“世界政府に踊らされている”って可能性もあるんじゃないかな?
世界政府に“魚人差別を生むメリット”はあるのか?
ワンピース世界に一番多いのは“人間族”で、その頂点に君臨しているのは天竜人、その支配下にあるのが世界貴族や世界政府、海軍などだよね。
魚人を差別する・しないっていうのは、誰が決めているんだろう?
考えられるパターンは2つ。
- 一般市民達が自発的に、自然に魚人族を嫌うようになった
- 世界政府が“魚人族を嫌うように”新聞や映像電伝虫で市民の感情を誘導した
うーん、どっちだろうね?
もし後者だとしたら世界政府に“魚人差別を生むメリット”はあるんだろうか?
思い当たるフシは以下だ。
ワンピース62巻より引用 魚人島は陽樹イヴの下にある!
陽樹イブがどんな役割を持っているのかはまだ不透明だけど、世界政府は“陽樹イブの恵みを独占しようとしている”みたいな背景があるのかも。
その場合、もし魚人族と人間族が仲良くなってしまったとしたらどうなるか。
魚人族のカリスマみたいな人物が人間族を巻き込み「陽樹イヴの恵みを世界に開放しろ!!」みたいな運動が起こったら困ってしまうのかもね。
まぁ、このあたりはあくまで予想にすぎないけど“魚人族と人間族が仲良くなったら困る理由”が世界政府にはあって、そのために不仲を煽り立てているのかもしれない。
そうなってくるとアーロンは“世界政府の思惑にまんまと踊らされた人物”となってしまう感じだ。
魚人差別なんてやらかしたら、アーロンやホーディのような人物が出てくるのは当然。
それでもあえて行われている差別行動。
アーロンを通して世界を見てみると、平等な世界がいかに尊く難しいか?といった点を深く考え込みたくなってしまう!
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