【ワンピース】醒めるは儚き酔いの夢、哀愁を纏うカイドウの素振りについて！

924話でルフィの命を奪わずに投獄したカイドウ。

最高の戦争を求めるカイドウだから、その配下にルフィやキッドを従えて戦争をする未来を見据えている…というのもひとつだろう。

でも、なんだか今回の924話のカイドウからは、それ意外の感情も汲み取れるような気がしたんだよね。

以下このあたり確証はないんだけど、出来る限り彼の心境に寄り添ってみたい！

醒めるは儚き酔いの夢、哀愁を纏うカイドウの素振りについて！

ルフィとの最初の衝突を終えたカイドウ。

その結果は圧倒的なもので、雷鳴八卦による金棒一閃でルフィに完勝してしまった…！

ルフィから受けた打撃はカイドウの「酔いを醒ます程度」の効果しかなかったみたい。

でも、なんというか以下のカット…奇妙な哀愁を感じるんだよね、どうかな？

ワンピース924巻より引用　このカイドウから奇妙な哀愁を感じる！

いかにも酔いが醒めてしまったことを名残惜しそうにするカイドウ。

その様子はまるで「幸せな夢の途中で目覚めてしまい、その続きを見るためにベッドに潜り込む行為」に似ていたような気がするかも。

上機嫌で酒天丸を口説いていた時の彼とは一点、ある種の残念さを抱えて去っていく龍の後ろ姿…。

フワフワと浮かぶ儚い酔いの中に、カイドウは未だにかつての「夢の残り香」を追っているようにすら感じた…！

また、今回のカイドウの「ガッカリ感」に関しては、以下のマムのひとことにも繋がる気がする。

何かを確かめようとしたけど、ルフィの中にそれは無かった。

去りゆくカイドウからはなんとなく、そのような判断を感じざるを得ないところだったんだよね。

で、その感覚はこのビッグマムの「威勢だけか？」と同じものを指していたりして…！

マム838
ワンピース838話より引用　ビッグマムの「あの言葉」が脳裏をよぎる！

上記の場面以降マムはルフィと激しく衝突し、この問いにある程度の結論を出したことだろう。

でも、この時点では確かに「何かに失望しつつあった」と思う。

新時代の海賊に対しある種の失望を抱えながらも、その中に「輝く何か」を探すみたいに。

今回のカイドウの振る舞いと上記のビッグマムの発言を絡めて見ると、2人には共通する感覚が宿っているように感じるかな！

ビッグマムも間もなくワノ国に到着する流れになってくると思うし（早ければ第二幕）、この2人が対面すれば、この“哀愁の正体”も紐解けてくるかも知れないね！