【蒼天航路】董卓の強さと人物像考察、暴虐無法の恐怖の魔王!

暴虐無法の恐怖の魔王、董卓。

今回は彼&前後のエピソードについてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!

他の三国志ゲームなどではかなりブサイクとかに描かれてたりする彼だけど、蒼天の董卓はめっちゃ格好よくデザインされてる感じだよね!

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董卓の強さと人物像考察、暴虐無法の恐怖の魔王!

ということで今回はそんな蒼天航路の魔王・董卓について考えていきたい。

蒼天航路で描かれた董卓の様子は以下のような感じ、真っ直ぐな瞳で張譲を見つめて言葉を発する董卓。

確かに彼は暴虐の君主ではあるんだけど、蒼天の董卓はなんとなく、人智を超越した何かを感じさせる異彩を放っていると思う!


蒼天航路・文庫版3巻より引用 蒼天の董卓から人知を超越した異彩を感じる!

董卓が卑劣漢であることは一切揺るがないし、暴虐の君主であることも異論・反論の余地がない。

しかしながら、それだけではない特別な魅力を持っているのもまた彼の特性。

単純なワルモノとして表現されるのではなく「苛烈な群雄の一人」として、公平に描かれた結果こそが、蒼天の董卓のキャラクター性なんじゃないかな!

シナリオとしては三国志演義と同様に呂布に斬られて最後を迎えることになったけど、そのインパクトはかなりのものだったと思う!

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勧善懲悪ではない世界観の中にリアルがある!

確かに董卓の行ってきたことは無法の極みだ。

しかし、蒼天航路は「勧善懲悪ではない世界観」の中に、リアルを表現している作品だと思うんだよね。

実際の董卓がどんな感じの威風を纏っていたのかはわからないけど、そこには疑う余地のない“1人のリアルな人間の姿”が描かれていた思う。

以下のカットは呂布に背後から斬られた瞬間の董卓だけど、この前後のシーンも「斬られてなお、とてつもない覇気を放っていた」と思う!


蒼天航路・文庫版4巻より引用 董卓を斬る呂布。このシーンも名シーンのひとつだ!

三国志の物語には名シーンと呼ばれるものがある。

赤壁の戦いの東南の風だったり、長坂の戦いの趙雲単騎駆けや、張飛による長坂橋仁王立ちなど。

そして、それに並ぶ名シーンのひとつがこの「呂布による董卓の殺害」だと思う。

これらの名シーンをどう描くかが、作家さんの魅せどころとなってくるわけだね!

で、蒼天航路に関しては、董卓という人物の暴虐に、得体の知れない覇王の魅力を掛け合わせることによって、その死から「よく董卓を殺してくれた!」みたいな爽快感を抜き取っている点に注目したいところ!

さらに深まる乱世の予兆、魔竜・呂布が解き放たれる前触れ。

そういう側面を感じさせてくれたのが、上記のカットのとても偉大なところのような気がするかな!

蒼天航路は数々の名シーンを生んだ作品だと思うけど、上記のカットが好きなファンはきっとかなり多いんじゃないだろうか…!!

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