麦わらの一味に関しては、常日頃から明るい表情をしているから、あまり悲しい場面を思い返す機会が少なかったりする。
でも、彼らは今の仲間に巡りあう前に、何かしらのものを失ってきているんだ。
バトワンとしてはこういう、普段は光が当たらない“物語の影の部分”にスポットライトを当てることで、エピソードの深い所を読み取れりようになる気がしてたりするんだよね。
そこで今回は、バトワンなりに麦わらの一味の面々が失ったものを振り返ってみようと思うよ!
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失われた生命に当てる光、サンジの過去には何がある?
まずはそれぞれが失ったものを確認してみよう。
麦わらの一味はことごとく、大切な人を失っているんだよね。
ルフィ → 兄・エース
ワンピース58巻より引用 ルフィは頂上戦争にて兄・エースを失ってしまっている!
頂上戦争のあとに、サボと3人で過ごした幼少期が描かれたわけだけど、この時のルフィの視点からしてみれば「サボも死んで、エースも死んだ」って感じだったはず。
この時はサボの生存を知らなかったわけだからね。
ルフィはさぞ辛かっただろうなぁ。
世界中にたった一人取り残されてしまったような気がしたに違いない。
ジンベエが諭さなかったら、それこそ潰れていた可能性だってあるかもしれないね!
ナミ → 母・ベルメール
ワンピース9巻より引用 ナミはベルメールさんを失っていることが判明している!
戦争孤児であったナミとノジコを拾って育ててくれた育ての親、ベルメールさん。
ナミはアーロンの横暴によって義理の母親を失っているんだよね。
孤児だったナミにとっては大事な母親で、心から大好きな人だったはず。
今振り返ってみると、アーロンの行動は“魚人差別”の影響が大きく影を落としているわけだけど、その辺りを踏まえて考えても、ベルメールさんの死はやるせなくて仕方ない。
ゾロ → 親友・くいな
ワンピース1巻より引用 ゾロは親友のくいなを失っている!
くいなに関しては生存説も根強いんだけど、ゾロの立場からしてみればあの時たしかにくいなは“死んだ”と解釈しているはず。
親友でありライバルであったくいなを失ったゾロの悲しみは計り知れなかったに違いない。
子供の頃から負けず嫌いだったしね、ゾロは。
もしくいなが何かの理由で生きていたとしたら、ゾロはどんな顔をするんだろうか。
ウソップ → 母・バンキーナ
ワンピース5巻より引用 ウソップは母・バンキーナを失っている!
ウソップは母・バンキーナを病で失ってしまっているんだよね。
バンキーナを笑顔にさせようと思って、ウソップは何度も嘘をついた。
でも、バンキーナの病が治ることはなかったんだ。
勇敢な海の戦士である父・ウソップに対する誇りと、大好きな母親の死を乗り越えた経験。
これらがウソップの底力を形成しているのかもしれない!
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チョッパー → Drヒルルク
ワンピース巻より引用 チョッパーはDrヒルルクを失ってしまった!
チョッパーは大好きだったヤブ医者、Drヒルルクを失ってしまった。
ワポルの罠にハメられながらも、誇り高くその生涯の幕を降ろしたDrヒルルク。
彼の存在がなかったら、きっとチョッパーは医者になろうとすることもなかったし、医者でなかったら麦わらの一味に加入していたかどうかもわからない。
Drヒルルクは、色々な意味でチョッパーにとっての恩人といえそうだね。
フランキー → 師・トムさん
ワンピース巻より引用 フランキーは師匠であるトムさんを失っている!
フランキーはまだ若い頃に、師匠であるトムさんを失っている。
海賊王の船オーロ・ジャクソン号を製造したことが、世界的凶悪犯への加担と見なされてしまったことが直接の原因とされている。
普通は海賊に船を売っても問題ないと見なされるらしいんだけど、海賊王が相手となると話が変わってくるらしい。
それでも最期の最期まで、自分の作った船に対してドンと胸を張ったトムさんはやはり偉大!
今のフランキーの心にも、彼の生き様は大きな支えになっているはず!
ニコ・ロビン → 母・オルビア
ワンピース巻より引用 ニコ・ロビンは母・オルビアを失うことになった。
ニコ・ロビンは母であるオルビアを失っている。
バスターコールによって滅びたオハラと運命をともにしたニコ・オルビア。
歴史を護るオハラと共に、火が着いた図書館に最期まで残ってその生涯の幕を降ろしたんだよね。
ニコ・ロビンがポーネグリフを追い続けるのも、ニコ・オルビアがそうまでして守り通したかった歴史をどうしても知りたいからなのかもしれない。
ブルック → ルンバー海賊団
ワンピース巻より引用 ブルックはルンバー海賊団を失った経験を持つ!
ブルックはフロリアントライアングルにてルンバー海賊団を失っていることが判明してる。
海戦に敗れただけではなく、武器に塗られていた毒によってルンバー海賊団は全滅。
残された最後の気力を振り絞って“ビンクスの酒”歌いながら倒れていく仲間達。
1人死に、2人死に…最後はヨミヨミの実を食べていたブルックだけが生き残るという結末に。
ブルックもまた、ルンバー海賊団の仲間達と交わした約束を頼りに、ラブーンとの再会を目指しているのだろう。
ルフィ達と出会うことがなかったら、ずっと果たせないままだったかも知れない約束。
いつかブルックがラブーンに再会できますように!
まとめ:サンジは何を失った?
そして、最後の最後に残るのがこの男、サンジ。
ゼフと一緒に遭難した…という凄惨なエピソードはあったけど、その時失ったのはゼフの足くらいだった。
ワンピース7巻より引用 片足になってしまったゼフ。サンジと一緒に遭難した時、自分の足を食って空腹をしのいだ。
いや、足くらいっていっても十分とんでもないことなんだけど。
とはいえ、他のメンバーが失ったものと比較すると、やはり少しスケールが小さい感が否めない。
しかし今のワンピースを見ていると、徐々にサンジの過去にスポットライトが当たろうとしている!
もしかしたらサンジもまた他のメンバーと同様に、大切な何かの命を失っているのかもしれないね。
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